Project Web Access 2007 の ActiveX コントロールのブラウザ セキュリティ設定を構成する
トピックの最終更新日: 2015-03-09
ActiveX コントロールは、Microsoft Office Project Professional 2007 および Microsoft Office Project Web Access の特定の機能で使用されます。ActiveX コントロールを正常に機能させるには、Office Project Web Access Web サイトを Internet Explorer の信頼済みサイトの一覧に追加する必要があります。追加セキュリティを設定することもできますが、この操作は省略できます。この記事では、追加セキュリティの設定方法について説明します。
環境内で必要な手順を識別して実行する
機能 | 手順 | 操作 |
---|---|---|
Internet Explorer を使用して、Project Web Access サイトにアクセスする |
Project Web Access サイトを信頼済みサイトの一覧に追加します。 |
必須 |
Microsoft Windows Vista を実行中のコンピュータにインストールされている Office Project Professional 2007 でプロジェクトを開く |
Internet Explorer の保護モードを無効にします。 |
省略可能 |
Office Project Professional 2007 で印刷グリッドを使用する |
スクリプト実行の安全性に問題があるコントロールでダイアログ表示を有効にします。 |
省略可能 |
参照テーブルでコピー、切り取り、貼り付けの各コマンドを有効にする |
[スクリプトによる貼り付け処理の許可] を [有効にする] または [ダイアログを表示する] に設定します。 |
省略可能 |
複数のドメイン環境で、Office Web コンポーネントを有効にする |
クロス ドメイン アクセスを有効にします。 |
省略可能 |
Project Web Access サイトを信頼済みサイトの一覧に追加する
Internet Explorer の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
[セキュリティ] タブの [セキュリティ設定を表示または変更するゾーンを選択してください。] ボックスで、[信頼済みサイト]、[サイト] の順にクリックします。
[信頼済みサイト] ダイアログ ボックスが表示されます。
[このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認 (https:) を必要とする] チェック ボックスをオフにします。
[次の Web サイトをゾーンに追加する] ボックスで、Project Web Access サイトの URL を入力して [追加] をクリックします。
[閉じる] をクリックして [信頼済みサイト] ダイアログ ボックスを閉じます。
[OK] をクリックして、[インターネット オプション] ダイアログ ボックスを閉じます。
Microsoft Windows Vista を実行中のコンピュータで Internet Explorer の保護モードを無効にする
Internet Explorer の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
[セキュリティ] タブをクリックし、[保護モードを有効にする] チェック ボックスをオフにします。
設定の変更を有効化するには、Internet Explorer を一度閉じてから再度開きます。
スクリプト実行の安全性に問題があるコントロールでダイアログ表示を有効にする
Internet Explorer の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
[セキュリティ] タブの [セキュリティ設定を表示または変更するゾーンを選択してください。] ボックスで、[インターネット]、[レベルのカスタマイズ] の順にクリックします。
[セキュリティ設定 - インターネット ゾーン] ダイアログ ボックスが表示されます。
[設定] という名前のツリー コントロールの [ActiveX コントロールとプラグイン] セクションで、[スクリプトを実行しても安全だとマークされていない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行] の [ダイアログを表示する] をクリックします。
[OK] をクリックして変更を保存し、[セキュリティ設定 - インターネット ゾーン] ウィンドウを閉じます。
[セキュリティ] タブの [セキュリティ設定を表示または変更するゾーンを選択してください。] ボックスで、[イントラネット]、[レベルのカスタマイズ] の順にクリックします。
[セキュリティ設定 - ローカル イントラネット ゾーン] ダイアログ ボックスが表示されます。
[OK] をクリックして変更を保存し、[セキュリティ設定 - ローカル イントラネット ゾーン] ウィンドウを閉じます。
[OK] をクリックして変更を保存し、[インターネット オプション] ダイアログ ボックスを閉じます。
Internet Explorer で [スクリプトによる貼り付け処理の許可] を [有効にする] または [ダイアログを表示する] に設定する
Internet Explorer の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
[セキュリティ] タブの [セキュリティ設定を表示または変更するゾーンを選択してください。] ボックスで、[インターネット]、[レベルのカスタマイズ] の順にクリックします。
[セキュリティ設定 - インターネット ゾーン] ダイアログ ボックスが表示されます。
[設定] という名前のツリー コントロールの [スクリプト] セクションで、[スクリプトによる貼り付け処理の許可] の [ダイアログを表示する] をクリックします。
[OK] をクリックして変更を保存し、[セキュリティ設定 - インターネット ゾーン] ダイアログ ボックスを閉じます。
[セキュリティ] タブの [セキュリティ設定を表示または変更するゾーンを選択してください。] ボックスで、[イントラネット]、[レベルのカスタマイズ] の順にクリックします。
[セキュリティ設定 - ローカル イントラネット ゾーン] ダイアログ ボックスが表示されます。
[設定] という名前のツリー コントロールの [スクリプト] セクションで、[スクリプトによる貼り付け処理の許可] の [ダイアログを表示する] をクリックします。
[OK] をクリックして変更を保存し、[セキュリティ設定 - ローカル イントラネット ゾーン] ダイアログ ボックスを閉じます。
[OK] をクリックして変更を保存し、[インターネット オプション] ダイアログ ボックスを閉じます。
クロス ドメイン アクセスの有効化
別のドメインのユーザーが、ActiveX コントロールによって提供される機能を必要とすることがあります。この場合、ユーザーのコンピュータのセキュリティが低下する恐れがあるため、処理を慎重に行う必要があります。ActiveX コントロールは攻撃に対して特に脆弱なので、セキュリティの計画は重要です。ActiveX は、Web サイト上で実行されるアプリケーションで使用することができます。このとき、必要なものはコントロールのクラス識別子 (CLSID) だけです。ActiveX は、意図しない方法で使用されることがあります。つまり、コントロールを実行しているコンピュータで、特に問題のない処理、または悪意のある攻撃が行われることがあります。
注意 |
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通常は、"信頼済みサイト" 以外のゾーンでクロス ドメイン アクセスを有効にしないでください。これを有効にすると、ドメイン外のサイトからドメイン内のリソースに攻撃する機会を与えることになるので、非常に危険です。クロス ドメイン アクセスの有効化をユーザーに許可する場合は、慎重に判断してください。 |
詳細については、サポート技術情報の記事「Internet Explorer でセキュリティ ゾーンを使用する方法」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=95995\&clcid=0x411) を参照してください。