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Office 365 のシステム要件

 

適用先: Office 2013, Office 365 ProPlus

トピックの最終更新日: 2016-12-16

概要: Office 2013 の標準のシステム要件と、Office 2013 の一部のアプリケーションの追加要件について説明します。

対象ユーザー: IT 担当者

この記事では、オンプレミス、Microsoft クラウド ホスト型、およびその両者のハイブリッド型を含む、すべてのバージョンの Office 2013 に関するシステム要件の概要を示します。以前のバージョンの Office から Microsoft 2010 にアップグレードする場合は、「Office 2010 のシステム要件」の記事を参照してください。

Office 2013 を使用するために、ハードウェア、オペレーティング システム、またはその両方のアップグレードが必要になる場合があります。この記事の説明を参考に、組織のためにOffice を購入する必要があるかどうかを判断してください。

Office 2013 はデスクトップ向けに設計されていますが、ビジネス用途には、iPadモバイル デバイスを使用している従業員に Office 環境を提供するように拡張することができます。

注意

Office 2013 は、32 ビット (推奨) と 64 ビットの両方のクライアント アプリケーションに対応しています。詳細については、「Office 2013 の 64 ビット版」を参照してください。また、「64 ビット版または 32 ビット版の Office を選択する」も、インストールする Office のバージョンの決定に役立ちます。
オンラインでの操作性を高めるために、Office 2013 と共に Silverlight もインストールすることをお勧めします。

重要

Office 2013 の MSI とClick-to-Runをインストールするには、クライアント コンピューター上でタスク スケジューラを有効にする必要があります。タスク スケジューラを無効にするグループ ポリシーを設定している場合、または単一のクライアント コンピューターでタスク スケジューラを無効にしている場合は、Office 2013 をインストールしようとしても失敗します。

この記事の内容

  • パーソナル コンピューター向け Office 2013 - 標準のシステム要件

  • Office 2013 アプリケーション - 特定の要件

パーソナル コンピューター向け Office 2013 – 標準のシステム要件

Office 2013全体のシステム要件の概要については、次の表を参照してください。対象となるのは以下の各スイートです。

  • Office Home and Student 2013

  • Office Professional Plus 2013

  • Office Standard 2013

  • Office Home and Business 2013

  • Office 365

  • Office 365 ProPlus

  • Office 365 Home

  • Office 365 University

この表に続く各セクションでは、アドオンやツールを含めて、Office 2013 の特定のコンポーネントに関する追加要件の概要を示します。

展開する製品スイートや個別のプログラムを選択するときは、ソフトウェアを展開する前にコンピューターを評価して、コンピューターがオペレーティング システムの最小要件を満たしていることを確認してください。

Office 2013 の標準のシステム要件

コンポーネント Office 2013 の要件

コンピューターとプロセッサ

1 GHz 以上の x86 または x64 プロセッサ (SSE2 命令セットに対応)

メモリ (RAM)

32 ビットでは 1 GB の RAM、64 ビットでは 2 GB の RAM

ハード ディスク

3.0 GB の空きディスク領域

ディスプレイ

グラフィックス ハードウェア アクセラレータを使用するには DirectX 10 準拠のグラフィックス カードと 1024 x 576 以上の解像度のモニターが必要

オペレーティング システム

Office 2013 は、32 ビット版と 64 ビット版の Microsoft Windows オペレーティング システム上で動作します。Office 2013 の 32 ビット版を 64 ビット版の Windows オペレーティング システム上で動作させると、プログラムは Windows オペレーティング システムの 32 ビット レイヤーで実行されます。詳細については、「Office 2013 の 64 ビット版」を参照してください。Office 2013 の 32 ビットと 64 ビットのプログラムを実行できる Windows オペレーティング システムは次のとおりです。

Office 2013 の 32 ビット版製品は次の Windows オペレーティング システムでサポートされています。

  • Windows 10(32 ビットまたは 64 ビット)

  • Windows 8.1 (32 ビットまたは 64 ビット)

  • Windows 8 (32 ビットまたは 64 ビット)

  • Windows 7 (32 ビットまたは 64 ビット)

  • Windows Server 2012 R2 (64 ビット)*

  • Windows Server 2012 (64 ビット)*

  • Windows Server 2008 R2 (64 ビット)*

Office 2013 の 64 ビット版製品は次の Windows オペレーティング システムでのみサポートされています。

  • Windows 10 (64 ビット)

  • Windows 8.1 (64 ビット)

  • Windows 8 (64 ビット)

  • Windows 7 (64 ビット)

  • Windows Server 2012 R2 (64 ビット)*

  • Windows Server 2012 (64 ビット)*

  • Windows Server 2008 R2 (64 ビット)*

*Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、および Windows Server 2008 R2 は、64 ビット アーキテクチャでのみ使用可能。

注意

32 ビット版と 64 ビット版の Office のサイドバイサイド インストールはサポートされていません。たとえば、32 ビット版の Office 2010 と 64 ビット版の Office 2013、または 64 ビット版の Excel 2010 と 32 ビット版の Visio 2013 のサイドバイサイド インストールはサポートされていません。
Lync Server 2013 は 64 ビット版でのみ使用可能であり、ハードウェアと 64 ビット版の Windows Server オペレーティング システムが必要です。このリリースでは、32 ビット版の Lync Server 2013 はありません。

ブラウザー

Internet Explorer 8、9、10、11。Mozilla Firefox 10.x 以降のバージョン。Apple Safari 5。Google Chrome 17.x。

.NET のバージョン

3.5、4.0、または 4.5

マルチタッチ

マルチタッチ機能を使用するには、タッチ対応のデバイスが必要です。ただし、キーボード、マウス、その他の標準またはアクセス可能な入力デバイスを使用すれば、常にすべての機能を利用できます。新しいタッチ機能は Windows 8 用に最適化されています。

追加要件と考慮事項

システム構成に応じて機能が異なる場合があります。機能によっては、より高性能のハードウェアやハードウェアの増設、またはサーバーとの接続が必要になることがあります。

注意

慎重を期すために、システム要件は 0.5 GB 単位で切り上げられています。たとえば、あるアプリケーションに必要なハード ディスク領域の見積もりが 1.99 GB であれば、2.5 GB のディスク領域を推奨しています。ここで示すハード ディスクのシステム要件は、ソフトウェアが実際に使用するディスク領域よりも意図的に大きくなっています。
グラフィックス プロセッサは、Excel 2013 でのテーブルの描画や、PowerPoint 2013 での遷移、アニメーション、動画の統合など、一部の機能のパフォーマンス向上に役立ちます。Office 2013 でグラフィックス プロセッサを使用するには、64 MB のビデオ メモリを搭載した Microsoft DirectX 10 準拠のグラフィックス プロセッサが必要です。これらのプロセッサは、2007 年には広く普及しました。現在市販されている大部分のコンピューターには、この基準を満たすか上回るグラフィックス プロセッサが搭載されています。ただし、グラフィックス プロセッサが搭載されていない場合でも Office 2013 は実行できます。

Office 2013 アプリケーション – 特定の要件

「パーソナル コンピューター向け Office 2013 - 標準のシステム要件」の表に示されている Office 2013 の標準システム要件は、各 Office 2013 アプリケーションに適用されます。以下の Office 2013 プログラムにはいくつかの追加要件がさらにあります。

  • Access 2013

  • Excel 2013

  • InfoPath 2013

  • Lync 2013

  • Lync Server 2013

  • Microsoft Office Solution Management (Office テレメトリ ダッシュボード) 2013

  • OneNote 2013

  • Outlook 2013

  • Project Professional 2013

  • Word 2013

Visio または SharePoint システムの要件について情報が必要な場合は、次の各記事を参照してください。

Access 2013

次の表は、Access 2013 の特定のコンポーネントに関する追加要件の概要を示しています。

Access 2013 の特定の要件

コンポーネント 要件

インターネット

  • Access 2013 のインターネット機能には、インターネット接続と、Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 が必要です。

  • クイック検索機能には Windows Search 4.0 が必要です。

データベース比較

データベース比較を使用するには、Microsoft .NET Framework 4.0 以降と Microsoft Report Viewer 2008 Redistributable/Runtime 以降を両方ともインストールする必要があります。Report Viewer は Microsoft ダウンロード センターから入手できます。

Excel 2013

次の表は、Excel 2013 の特定のコンポーネントに関する追加要件の概要を示しています。

Excel 2013 の特定の要件

コンポーネント 要件

インターネット

  • Excel 2013 のインターネット機能には、インターネット接続と、Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 が必要です。

  • クイック検索機能には Windows Search 4.0 が必要です。

PowerPivot

Power Pivot を使用するには, .NET 3.5 または .NET 4.0、および 2 GB 以上の RAM が必要です。

PowerView アドイン

Excel 2013 を PowerView アドインと共に使用するには、Silverlight 5.0 をインストールし、2 GB 以上の RAM を搭載する必要があります。

Inquire アドイン

Excel 2013 を Inquire アドインと共に使用するには、Microsoft .NET 4.0 または 4.5 をインストールする必要があります。

スプレッドシート比較

Excel 2013 をスプレッドシート比較と一緒に使用するには、Microsoft .NET 4.0 以降をインストールする必要があります。

InfoPath 2013

次の表は、InfoPath 2013 の特定のコンポーネントに関する追加要件の概要を示しています。

InfoPath 2013 の特定の要件

コンポーネント 要件

インターネット

  • InfoPath 2013 のインターネット機能には、インターネット接続と、Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 が必要です。

  • クイック検索機能には Windows Search 4.0 が必要です。

プログラミング

プログラミングのシナリオには .NET 4.0 が必要です。

Lync 2013

Lync 2013 のハードウェア要件は、前の「パーソナル コンピューター向け Office 2013 - 標準のシステム要件」の表に示した要件とは異なります。Lync 2013 に固有のパーソナル コンピューターのシステム要件や推奨事項については、次の表を参照してください。

Lync 2013 の特定の要件

コンポーネント 要件

コンピューター/プロセッサ

Intel Pentium 4、AMD Athlon 64、または同等の CPU

メモリ (RAM)

2 GB の RAM

オペレーティング システム

Windows 7 または Windows 8

データと音声

1.6 GHz 以上のプロセッサ。2.0 GHz (32 ビットまたは 64 ビット) を推奨。

ビデオ

VGA: デュアル コア 1.9 GHz 以上のプロセッサ

高解像度: クアッド コア 2.0 GHz 以上のプロセッサ

表示解像度: 1024 x 768

会議

  • Polycom CX5000 HD (Microsoft RoundTable) 会議デバイス

  • 2.0 GHz 以上のプロセッサ

グラフィックス ハードウェア

  • Microsoft DirectX 9 アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) 対応

  • 128 MB 以上のグラフィックス メモリ

  • WDDM (Windows Display Driver Model) 準拠のドライバー

  • 32 ビット/ピクセル対応形式

テレフォニー

マイクとスピーカー、マイク付きヘッドセット、または同等のデバイス。推奨デバイスは次のとおりです。

  • "Optimized for Microsoft Lync" ロゴ付きの電話 (「Microsoft Lync 対応の電話とデバイス」の一覧を参照)

  • Microsoft Lync 2010 Phone Edition が動作する電話

  • W15 認定済み (または同等) の ADA 準拠の電話

ビデオ ソース

USB 2.0 ビデオ カメラまたは Polycom CX5000 HD デバイス (Microsoft RoundTable)

Lync Server 2013

次の表は、Lync Server 2013 の特定のコンポーネントに関する追加要件の概要を示しています。

Lync Server 2013 の特定の要件

コンポーネント 要件

コンピューター/プロセッサ

Intel Pentium 4、AMD Athlon 64、または同等の CPU

メモリ (RAM)

32 GB の RAM

オペレーティング システム

Lync Server 2013 は 64 ビット版でのみ使用可能であり、64 ビットのハードウェアと 64 ビット版の Windows Server オペレーティング システムが必要です。32 ビット版の Lync Server 2013 はこのリリースには含まれていません。

64 ビット版の次のオペレーティング システムがサポートされています。

  • Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1) Standard オペレーティング システム (必須)

  • Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1) Enterprise オペレーティング システム (必須)

  • Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1) Datacenter オペレーティング システム (必須)

  • Windows Server 2012 Standard オペレーティング システム

  • Windows Server 2012 Datacenter オペレーティング システム

次のものはサポートされていません。

  • Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2012 の Server Core インストール オプション

  • Windows Web Server 2008 R2 オペレーティング システムまたは Windows Web Server 2012 オペレーティング システム

  • Windows Server 2008 R2 HPC Edition または Windows Server 2012 HPC Edition

ビデオ

1024 x 768 の解像度のディスプレイ

グラフィックス ハードウェア

  • Microsoft DirectX 9 API 対応

  • 128 MB 以上のグラフィックス メモリ

  • WDDM (Windows Display Driver Model) 準拠のドライバー

  • 32 ビット/ピクセル対応形式

Office Solution Management (テレメトリ ダッシュボード)

テレメトリ ダッシュボードは、Office Professional Plus 2013、および Office 2013の Office 365 ProPlus エディションと共にインストールされます。次の表は、Office Solution Management テレメトリ ダッシュボード サーバーの特定のコンポーネントに関する追加要件の概要を示しています。

テレメトリ ダッシュボードの特定の要件

コンポーネント テレメトリ ダッシュボード サーバーの要件

データベース

SQL Server 2005、SQL Server 2008、または SQL Server 2012

共有フォルダー

ユーザー数が 1 万人を超えるごとに、テレメトリ データの一時ストアとして機能する 11 GB のディスク領域

OneNote 2013

次の表は、OneNote 2013 の特定のコンポーネントに関する追加要件の概要を示しています。

OneNote 2013 の特定の要件

コンポーネント 要件

インターネット

  • OneNote 2013 のインターネット機能には、インターネット接続と、Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 が必要です。

  • クイック検索機能には Windows Search 4.0 が必要です。

Outlook 2013

次の表は、Outlook 2013 の特定のコンポーネントに関する追加要件の概要を示しています。

Outlook 2013 の特定の要件

コンポーネント 要件

インターネット

  • Outlook 2013 のインターネット機能には、インターネット接続と、Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 が必要です。

  • クイック検索機能には Windows Search 4.0 が必要です。

Exchange との統合

Outlook 2013を Exchange に接続するには、サポート対象バージョンである Exchange 2007、Exchange 2010、または Exchange Server 2013に接続してください。Outlook 2013は Exchange 2003 に対応していません。

Microsoft Exchange Server 2013および Lync Server 2013 との統合 (オプション)

一部の機能には Exchange Server 2013 および Lync Server 2013 が必要です。

Microsoft Outlook 2013 との統合で有効になる Exchange Server 2013 の新機能については、「Outlook 2013 の新機能」を参照してください。

Microsoft Lync との統合 (オプション)

Office Communicator 2007 R2では、Lync 2010、Microsoft Lync 2013、および Outlook 2013がサポートされています。Office Communicator 2005 および Office Communicator 2007 はサポートされていません。

インク機能

一部のインク機能には Windows 7 または Windows 8 が必要です。

音声認識

音声認識機能にはヘッドホン型マイクとオーディオ出力デバイスが必要です。

IRM

Information Rights Management 機能には、Windows Server 2003 SP1、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、または Windows Server 2012 と Windows Rights Management Services を実行するコンピューターへのアクセスが必要です。

Dynamic Calendar

Dynamic Calendar にはサーバー接続が必要です。

上級

一部の高度な機能には、Exchange Server 2010 または Exchange Server 2007、SharePoint Server 2007、SharePoint Server 2010、または Windows Server 2003 を実行する Windows SharePoint Services SP1 への接続が必要です。

Microsoft ID

一部の機能には Microsoft ID (Microsoft ID) が必要です。

Project Professional 2013

次の表は、Project Professional 2013 の特定のコンポーネントに関する追加要件の概要を示しています。

Project Professional 2013 の特定の要件

コンポーネント 要件

ビジュアル レポート

ビジュアル レポート機能を使用するには、次のいずれかのバージョンの Excel がコンピューターにインストールされている必要があります。

  • Office Excel 2007

  • Excel 2010

  • Excel 2013

さらに、次のいずれかのバージョンの Microsoft Office Visio がインストールされている必要があります。

  • Visio Professional 2007

  • Visio 2010

  • Visio 2013

Outlook タスクのインポート機能

Outlook タスクのインポート機能を使用するには、次のいずれかのバージョンの Outlook がコンピューターにインストールされている必要があります。

  • Outlook 2007

  • Office Outlook 2010

  • Outlook 2013

OneDrive との統合

Microsoft ID が必要です。

エンタープライズでの Project Professional

  • エンタープライズ Project、ポートフォリオ、およびリソース管理機能を有効にするには、Project Server 2013 が必要です。

  • Outlook 予定表または Outlook タスク リストにタスクをインポートするには、Project Web App と Exchange Server 2013 が必要です。

  • Project Server 2013 を SharePoint Server 2013 または SharePoint Server 2010 タスク リストと同期するには、Access 2010 または Visio 2010 をインストールする必要があります。

  • Project から Project Server 2013 サイトを作成するには、SharePoint Server 2013 を使用する必要があります。

  • Lync の統合を使用するには、Lync 2010 が必要です。

Word 2013

次の表は、Word 2013 の特定のコンポーネントに関する追加要件の概要を示しています。

Word 2013 に固有の要件

コンポーネント 要件

共同編集

共同編集を使用するには、SharePoint Foundation 2013、および Microsoft ID 用の OneDrive アカウントが必要です。また、前の「Office 2013 の標準のシステム要件」の表に示されている容量よりも多くのメモリが必要になる場合があります。