Outlook 2007 オフライン アドレス帳の展開を計画する
更新日: 2009年4月
適用対象: Office Resource Kit
トピックの最終更新日: 2009-04-03
Microsoft Outlook を Microsoft Exchange Server と併用する場合、オフラインで作業したり Exchange キャッシュ モードを使用するように構成されていたりすると、Outlook はオフライン アドレス帳 (OAB) を使用してグローバル アドレス一覧 (GAL) のディレクトリ情報にオフラインでアクセスします。初めて Exchange キャッシュ モードで Outlook を起動すると、ユーザーの Exchange メールボックスがローカル オフライン フォルダ (OST) ファイルに同期され、Exchange サーバーのオフライン アドレス一覧は、通常、ユーザーのコンピュータ上の OAB ファイルのコレクションに同期されます。
Exchange キャッシュ モードが使用されるよう構成すると、ユーザーが Outlook を起動してコンピュータで情報のローカル キャッシュが開始されるときに、ネットワークの遅延が発生しないようにすることができます。Exchange キャッシュ モードの展開のステージングの詳細については、「Outlook 2007 で Exchange キャッシュ モードの展開を計画する」を参照してください。
Microsoft Exchange 2003 を使用した OAB の展開および管理の詳細については、TechNet の Exchange TechCenter の「オフライン アドレス帳ベスト プラクティス ガイド」を参照してください。このガイドは、Microsoft Office Outlook 2003 および Microsoft Exchange Server 2003 について重点的に説明しています。ガイドに記載されている情報のほとんどは、OAB について理解する際や Microsoft Office Outlook 2007 の展開時に OAB を使用する際にも役立ちます。
以下の各章は、Outlook および Exchange の各バージョンに Service Pack を適用すると OAB の操作性がどのように向上するかを理解したり、OAB の展開時のベスト プラクティスを実行したりするのに特に重要です。その他の役立つ情報へのリンクが記載されたリソース セクションもあります。
Outlook 2003 の展開シナリオ。Outlook 2003 展開時のオフライン アドレス帳のさまざまなベスト プラクティスについて説明します。Microsoft Exchange Server 5.5 からのアップグレード時、サイトの統合および結合時、およびオフライン アドレス帳の展開のステージング時のオフライン アドレス帳のベスト プラクティスについても説明します。
オフライン アドレス帳の改良点。オフライン アドレス帳に対して行われた最近の改良点について説明します。Exchange Server 2003 および Outlook 2003 の両方でオフライン アドレス帳 v3(a) が導入されました。これには、オフライン アドレス帳に対する改良点も含まれています。Exchange Server 2003 Service Pack 1 (SP1) および Outlook 2003 Service Pack 1 (SP1) には、オフライン アドレス帳に対する追加の機能拡張が含まれていました。Exchange Server 2003 SP2 および Outlook 2003 SP2 では、オフライン アドレス帳 Version 4 (OAB v4) が導入されています。OAB v4 では、以前のバージョンのオフライン アドレス帳に比べてパフォーマンスが大幅に向上すると共に、その他の改良点も含まれています。
オフライン アドレス帳のベスト プラクティス ガイドのリソース。サポート技術情報の記事などの技術解説記事、WebCast、および OAB の操作方法を理解するのに役立つ関連 Web サイトへのリンクが掲載されています。
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入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「2007 Office リソース キットのダウンロード可能なコンテンツ」を参照してください。