2007 Office 更新プログラム パッケージのエラー コード
更新日: 2007年11月
適用対象: Office Resource Kit
トピックの最終更新日: 2015-03-09
次の表に、2007 Office 更新プログラム パッケージによって使用される可能性があるエラー コードを示します。これらのエラー コードは、Service Pack およびパブリック更新プログラムの実行可能ファイル内でのみ使用できます。これらのコードは更新プログラムのログに記録され、通常は SMS (Microsoft Systems Management Server) のカスタム展開スクリプト、サードパーティの展開スクリプト、および更新プログラムのインストール スクリプトで使用されます。
エラー メッセージ | 値 |
---|---|
成功 |
0 |
検出中にエラーが発生しました。 |
17301 |
エラー : 更新プログラムを適用しています |
17302 |
このパッケージからファイルを抽出できませんでした。 |
17303 |
エラー : 一時フォルダを作成しています |
17021 |
成功 : 再起動フラグが設定されています |
= 17022 |
このパッケージのインストールが取り消されました。 |
17023 |
エラー : フォルダの作成に失敗しました |
17024 |
この更新プログラムは既にこのシステムにインストールされています。 |
17025 |
管理インストールに更新プログラムが既にインストールされています |
17026 |
変更されたインストール ソースによって以前の更新プログラムがインストールされているため、この更新プログラムはインストールできません。 |
17027 |
このパッケージをシステムにインストールすることによって影響を受ける製品はありません。 |
17028 |
このパッケージのインストールが失敗しました。 |
17029 |
検出 : CIF 形式が無効です |
17030 |
検出 : ベースラインが無効です |
17031 |
エラー : 必要な更新プログラムがコンピュータに適用されません |
17034 |
Microsoft Self-Extractor ログを使用したエラーのトラブルシューティング
管理者は、セットアップ ログ ファイルを使用して、エラーのトラブルシューティングに役立てることができます。2007 Office system Service Pack 1 (SP1) 更新プログラムのインストール時には、セットアップ ログが自動的には作成されません。Microsoft Self-Extractor ログを生成するには、/log スイッチを特定のログ ファイルのパスと共に使用する必要があります。
例
2007 Office system SP1 パッケージのログを作成するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
2007 Office system SP1 クライアント更新プログラムのファイル名 /log:%temp%\ ログ ファイル名 (.txt)
それぞれの値の意味は次のとおりです。
2007 Office system SP1 クライアント更新プログラムのファイル名 は、2007 Office system SP1 Microsoft Self-Extractor ファイル (.exe) です。
%temp% は、Windows の一時フォルダです。前のコマンドではフォルダが作成されないため、%temp% フォルダを使用して、その場所が常に存在するようにします。
ログ ファイル名 (.txt) は、指定する必要があるログ ファイルの名前を表します。たとえば、Office2007SP1SetupLog.txt などと指定します。
たとえば、次のように入力します。
office2007sp1-kb936982-fullfile-en-us.exe /log:%temp%\Office2007SP1SetupLog.txt
指定したファイル名に加え、Microsoft Self-Extractor ファイルによってインストールされる修正プログラムに基づいてその他のログ ファイルが作成されます。
次の表に、前の例でコマンドを使用したときに 2007 Office system SP1 ファイル用に作成されるログ ファイルの一覧を示します。
2007 Office system SP1 クライアント更新プログラム | ログ ファイル |
---|---|
office2007sp1-kb936982-fullfile-en-us.exe |
ClientSharedMUIsp1-en-us.log MAINMUIsp1-en-us.log MAINWWsp1.log Proofsp1-en-us.log Proofsp1-es-es.log Proofsp1-fr-fr.log Office2007SP1SetupLog.txt |
project2007sp1-kb937154-fullfile-en-us.exe |
ProjectWWsp1.log ProjectMUIsp1-en-us.log Project2007SP1SetupLog.txt |
sharepointdesigner2007sp1-kb937162-fullfile-en-us.exe |
SharepointdesignerWWsp1.log SharepointdesignerMUIsp1-en-us.log Sharepointdesigner2007SP1SetupLog.txt |
visio2007sp1-kb937155-fullfile-en-us.exe |
VisioWWsp1.log VisioMUIsp1-en-us.log Visio2007SP1SetupLog.txt |
エラー メッセージ
エラーについては、コマンド ラインで指定したログ ファイルをチェックすることが重要です。Microsoft Self-Extractor 内の修正プログラムのいずれかがエラーになると、ログ ファイルの末尾の近くに次のようなエラー コードが記録されます。
OPatchInstall: Property 'SYS.PROC.RESULT' value '17031'
このコードは、Office インストールのバージョンが期待するバージョンと一致していないことを示しています。修正プログラムは適用されません。
インストールが成功した場合は、次のような行が記録されます。
OPatchInstall: Property 'SYS.PROC.RESULT' value '0'
コンピュータ再起動のメッセージ
ログ ファイルには、インストールの最後のコンピュータの再起動要求に関する情報も示される場合があります。このような場合、再起動が必要であったことが次のようにログ ファイルに示されます。
OPatchInstall: Property 'SYS.PATCH.NEEDREBOOT' value '1'
再起動が必要な理由に関する情報を取得するには、MAINWWsp1.LOG ファイルを調べる必要があります。別のパッケージがインストールされている場合は、インストールされている製品の <製品>WWsp1.LOG ファイルを調べます。情報を検索するには、メモ帳などのテキスト エディタを使用してファイルを開き、"being held in use" というテキストを検索します (メモ帳では [編集] メニューの [検索] をクリックします)。その後、検索を繰り返します。
再起動が必要な場合、以下のようなメッセージが表示されることがあります。
"MSI (s) (F4:34) [16:34:37:904]: Product: Microsoft Office Enterprise 2007. The file C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\OFFICE12\RICHED20.DLL is being held in use by the following process Name: searchprotocolhost , Id 3128."
この例のメッセージは、Microsoft デスクトップ サーチがそのファイルを使用していたために、RICHED20.DLL ファイルを更新できなかったことを示しています。