2007 Office system でユーザー設定を構成する
更新日: 2009年8月
適用対象: Office Resource Kit
トピックの最終更新日: 2009-08-21
"ネットワーク インストール ポイント" を作成した後、2007 Microsoft Office system をインストールする前に、"Office カスタマイズ ツール" (OCT) を使用して "セットアップ カスタマイズ ファイル" を作成できます。ユーザーの環境をカスタマイズするために OCT で構成できるユーザー設定は、数多くあります。たとえば、OCT を使用すると、Microsoft Office Word 2007 の複数のオートコレクト オプションに対して既定の設定を構成できます。ユーザー設定を構成すると、その設定は、ユーザーが最初に Office アプリケーションを実行したときに有効になります。
[!メモ] この方法によるユーザー設定の構成は必ずしも固定的ではなく、単に既定値を初期設定するだけです。ユーザーは Office をインストールした後、ほとんどの設定を変更できます。ユーザー設定を適用するには、グループ ポリシーを使用します。詳細については、「2007 Office system でグループ ポリシーを使用して設定を適用する」を参照してください。
ユーザー設定を構成するには
ネットワーク インストール ポイントのルートから、以下のコマンド ラインを実行して Office カスタマイズ ツールを起動します。setup.exe /admin
構成する製品を選択し、[OK] をクリックします。
左側のウィンドウで、[ユーザー設定の変更] をクリックします。
右側のウィンドウでツリーを展開し、構成するユーザー設定項目をダブルクリックして、値を選択します。
たとえば、ユーザーが Office Word 2007 ファイルを保存するときの既定の形式を設定するには、[Microsoft Office Word 2007] を展開し、[Word のオプション] を展開します。[保存] をクリックし、[設定] の [標準のファイル保存形式] をダブルクリックします。[有効にする] をクリックし、[ファイルの保存形式] で形式を選択して、[OK] をクリックします。
以前のバージョンの Office で使用していたユーザー設定を保持するには、[ユーザー設定の移行] を選択します。
[!メモ] ユーザー設定を変更して [ユーザー設定の移行] チェック ボックスをオンにした場合は、まず変更した設定が適用され、その後、ユーザーの既存のカスタム設定が移行され、競合する設定は上書きされます。
[ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックします。
セットアップ カスタマイズ ファイルのパスとファイル名を指定し、[保存] をクリックします。
[ファイル] メニューの [終了] をクリックします。
セットアップ カスタマイズ ファイルをネットワーク インストール ポイントの Updates フォルダにコピーします。
セットアップを実行して Office をインストールすると、Updates フォルダ内のセットアップ カスタマイズ ファイルが、ユーザー設定を構成するために使用されます。