Config.xmlを使用して Lync Server 2013 でインストール タスクを実行する
トピックの最終更新日: 2012-10-02
Office カスタマイズ ツール (OCT) はカスタマイズ インストール向けの主要ツールですが、管理者は OCT では使用できない追加のインストール手順を Config.xml ファイルによって指定できます。 以下のカスタマイズは、Config.xml ファイルを使用しないと実行できません。
ネットワーク インストール ポイントのパスを指定する。
インストールする製品を選択する。
ログ記録や、セットアップ カスタマイズ ファイルおよびソフトウェア更新プログラムの場所を構成する。
インストール オプション (ユーザー名など) を指定する。
Office をインストールせずにローカル インストール ソース (LIS) をユーザーのコンピューターにコピーする。
インストールに対する言語の追加または削除を行う。
Config.xml ファイルを使用して、Lync 2013 のサイレント インストールを構成することをお勧めします。
既定では、コア製品のフォルダー (たとえば \product.WW) に格納されている Config.xml ファイルがその製品をインストールするようにセットアップに指示します。 たとえば、次のフォルダー内のConfig.xml ファイルは、Lync 2013 をインストールします。
- \\server\share\Lync15\Lync.WW \Config.xml
Lync 2013 のインストールに最もよく使用されるConfig.xml要素を次の表に示します。
Config.xml の要素
要素 | 説明 |
---|---|
Configuration |
最上位レベルの要素 (必須)。 Product=Lync など、Product 属性を含みます。 |
OptionState |
インストール中、特定の製品の機能が処理される方法を指定します。 Outlook 2010 に干渉する共有コンポーネントを含むBusiness Connectivity サービスのインストールを防ぐには、次の属性を使用します。
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Display |
セットアップがユーザーに表示する UI のレベル。 一般的には次の属性があります。
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Logging |
セットアップが実行するログ記録の種類のオプション。 一般的には次の属性があります。
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Setting |
Windows インストーラーのプロパティの値を指定します。 一般的には次の属性があります。
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DistributionPoint |
インストールの実行元となるネットワーク インストール ポイントの完全修飾パス。 Location 属性が含まれます。
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次の例は、Lync 2013 の一般的なサイレント インストールのConfig.xml ファイルを示しています。
<Configuration Product="Lync">
<OptionState Id="LOBiMain" State="Absent" Children="Force" />
<Display Level="None" CompletionNotice="No" AcceptEula="Yes" />
<Logging Type="verbose" Path="%temp%" Template="LyncSetupVerbose(*).log" />
<Setting Id="SETUP_REBOOT" Value="Never" />
<DistributionPoint Location="\\server\share\Lync15" />
</Configuration>
Config.xml ファイルを使用して Office のインストールタスクとメンテナンス タスクを実行する方法の詳細については、次のページを https://go.microsoft.com/fwlink/p/?linkid=267514参照してください。
Config.xml ファイルをカスタマイズするには
Notepad などのテキスト エディター ツールで Config.xml ファイルを開きます。
変更する要素を含む行に移動します。
使用するサイレント オプションで要素のエントリを変更します。 コメント区切り記号 "<!--" と "-->" を削除してください。 たとえば、次の構文を使用します。
< DistributionPoint Location="\\server\share\Lync15" />
Config.xml ファイルを保存します。