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Lync Server 2013 の統合連絡先ストアでユーザーを有効にする

 

トピック最終更新日時: 2012-10-07

Lync Server 2013 を展開してトポロジを公開すると、既定ですべてのユーザーに対して統合連絡先ストアが有効になります。 Lync Server 2013 を展開した後、統合連絡先ストアを有効にするために追加のアクションを実行する必要はありません。 ただし、Set-CsUserServicesPolicy コマンドレットを使用すると、どのユーザーが統合連絡先ストアを使用できるのかをカスタマイズできます。 この機能の有効化は、グローバルに行うことも、サイトごと、テナントごと、または個人やそのグループごとに行うこともできます。

統合連絡先ストアでユーザーを有効にするには

  1. Lync Server 管理シェルを起動する: [スタート] をクリックし、[ すべてのプログラム] をクリックし、[ Microsoft Lync Server 2013] をクリックして、[ Lync Server 管理シェル] をクリックします。

  2. 次のいずれかの操作を実行します。

    • すべての Lync Server ユーザーに対して統合連絡先ストアをグローバルに有効にするには、コマンド ラインで次のように入力します。

      Set-CsUserServicesPolicy -Identity global -UcsAllowed $True
      
    • 特定のサイトのユーザーに対して統合連絡先ストアを有効にするには、コマンド ラインで次のように入力します。

      New-CsUserServicesPolicy -Identity site:<site name> -UcsAllowed $True
      

      次に例を示します。

      New-CsUserServicesPolicy -Identity site:Redmond -UcsAllowed $True
      
    • テナント別の統合連絡先ストアを有効にするには、コマンド ラインで次のように入力します。

      Set-CsUserServicesPolicy -Tenant <tenantId> -UcsAllowed $True
      

      次に例を示します。

      Set-CsUserServicesPolicy -Tenant "38aad667-af54-4397-aaa7-e94c79ec2308" -UcsAllowed $True
      
    • 特定のユーザーに対して統合連絡先ストアを有効にするには、コマンド ラインで次のように入力します。

      New-CsUserServicesPolicy -Identity "<policy name>" -UcsAllowed $True
      Grant-CsUserServicesPolicy -Identity "<user display name>" -PolicyName <"policy name">
      

      注意

      ユーザーの表示名の代わりに、ユーザー エイリアスや SIP URI を使用することもできます。

      例:

      New-CsUserServicesPolicy -Identity "UCS Enabled Users" -UcsAllowed $True
      Grant-CsUserServicesPolicy -Identity "Ken Myer" -PolicyName "UCS Enabled Users"
      

      注意

      前の例では、最初のコマンドは、UcsAllowed フラグが True に設定された UCS Enabled Users という名前の新しいユーザーごとのポリシーを作成します。 2 番目のコマンドは、表示名 Ken Myer を持つユーザーにポリシーを割り当てます。つまり、Ken Myer は統合連絡先ストアに対して有効になっています。