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Lync Server 2013 の通話受付管理と仲介サーバー

 

トピック最終更新日時: 2012-09-21

Lync Server 2010 で初めて導入された通話受付制御 (CAC) は、使用可能な帯域幅に基づいてリアルタイム セッションの確立を管理し、混雑したネットワーク上のユーザーに対して低品質のエクスペリエンス (QoE) を防ぐのに役立ちます。 この機能をサポートするために、エンタープライズ VoIP インフラストラクチャとゲートウェイまたは SIP トランキング プロバイダーの間でシグナリングとメディア変換を提供する仲介サーバーは、Lync Server 側とゲートウェイ側の 2 つの相互作用に対する帯域幅管理を担当します。 通話受付管理では、通話の終端エンティティが帯域幅の予約を処理します。 仲介サーバーがゲートウェイ側で対話するゲートウェイ ピア (PSTN ゲートウェイ、IP-PBX、SBC) では、Lync Server 2013 通話受付制御はサポートされていません。 そのため、仲介サーバーはゲートウェイ ピアに代わって帯域幅の相互作用を処理する必要があります。 可能な限り、仲介サーバーは事前に帯域幅を予約します。 予約できない場合 (たとえば、ゲートウェイ側の最終的なメディア エンドポイントのローカリティが、ゲートウェイ ピアへの発信通話に対して不明な場合)、帯域幅は通話が開始されたときに予約されます。 この動作によって帯域幅のオーバーサブスクリプションが生じる可能性がありますが、これが誤着信を防ぐ唯一の方法です。

メディア バイパスと帯域幅の予約は同時に使用することはできません。 通話にメディア バイパスが使用されている場合、その呼び出しに対して通話受付制御は実行されません。 この場合、その通話で、制限された帯域幅を使用するリンクがかかわっていないことが前提となります。 仲介サーバーを含む特定の呼び出しに通話受付制御を使用する場合、その呼び出しではメディア バイパスを使用できません。

メディア バイパスまたは通話受付管理の詳細については、「計画」のドキュメント の「Lync Server 2013 でのメディア バイパスの計画 」または 「Lync Server 2013 での通話受付管理の計画 」を参照してください。