データベースの移植性
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2009-12-09
データベースの移植性は、Microsoft Exchange Server 2010 メールボックス データベースを同じ組織の他のメールボックス サーバーに移動またはマウントできる機能です。データベースの移植性を使用すると、回復プロセスでのいくつかのエラーの発生しやすい手動による手順をなくすことで、信頼性が強化されます。また、さまざまな障害のシナリオで、データベースの移植性によって回復時間全体が短縮されます。
注意
データベースの移植性は、Exchange 2010 メールボックス データベースにのみ提供されます。パブリック フォルダー データベースは移植可能ではありません。これは、パブリック フォルダー データベース間のレプリケーションが、特定のサーバーにリンクされていて、そのサーバー経由でアクセスされる各データベースによって制御されるためです。サーバー間でのパブリック フォルダーのデータ移動に対して推奨される方法は、パブリック フォルダー レプリケーションを使用してデータを別のサーバーにレプリケートすることです。代わりにパブリック フォルダー データベースを別のサーバーにただコピーした場合、他のデータベースとのレプリケートは行われなくなります。
以前のバージョンの Exchange のメールボックス データベースは、Exchange 2010 を実行しているメールボックス サーバーに移動できません。
データベースの移植性機能を使用してデータベースを回復する方法については、「データベースの移植性を使用して、メールボックス データベースを移動する」を参照してください。
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