32 ビット版の Windows XP で接続テストのコマンドレットを実行したときに発生するエラーのトラブルシューティング方法
トピックの最終更新日: 2009-01-26
ここでは、32 ビット版の Windows XP を実行しているコンピュータで、Microsoft Exchange Server 2007 への接続をテストするコマンドレットを実行したときに表示されるエラー メッセージのトラブルシューティング方法について説明します。
Test コマンドレットは、指定した Exchange 2007 コンポーネントをテストし、参照用のログ ファイルを生成します。32 ビット版の Windows XP で Test コマンドレットを実行しようとすると、次のいずれかのエラー メッセージが表示されます。
[PS] C:\>Test-OwaConnectivity -ClientAccessServer CASServer.Domain.com -MailboxServer MBXServer.Domain.com 警告: テスト ユーザー 'User_Name' にアクセスできません。このため、このコマンドレットでメールボックス サーバー 'MBXServer.Domain.com' をテストできません。 Test-OwaConnectivity : ユーザー Domain.com\User_Name が見つからなかったか、このユーザーではログオンできませんでした。資格情報を使用せずにこのタスクを実行している場合は、ドメイン管理者としてログインし、new-TestCasConnectivityUser.ps1 を実行して、このユーザーがメールボックス サーバー MBXServer.Domain.com 上に存在していることを確認してください。 行: 1、文字: 21 + Test-OwaConnectivity <<<< -ClientAccessServer CASServer.Domain.com -MailboxServer MBXServer.Domain.com 警告: クライアント アクセス サーバーのテストは行われませんでした。 |
[PS] C:\>Test-ActiveSyncConnectivity -ClientAccessServer CASServer.Domain.com -MailboxServer MBXServer.Domain.com 警告: テスト ユーザー 'CAS_5323d9a976d24a77' にアクセスできません。このため、このコマンドレットでメールボックス サーバー 'MBXServer.Domain.com' をテストできません。 Test-ActiveSyncConnectivity : ユーザー Domain.com\CAS_5323d9a976d24a77 が見つからなかったか、このユーザーではログオンできませんでした。資格情報を使用せずにこのタスクを実行している場合は、ドメイン管理者としてログインし、new-TestCasConnectivityUser.ps1 を実行して、このユーザーがメールボックス サーバー MBXServer.Domain.com 上に存在していることを確認してください。 行: 1、文字: 28 + Test-ActiveSyncConnectivity <<<< -ClientAccessServer CASServer.Domain.com -MailboxServer MBXServer.Domain.com 警告: クライアント アクセス サーバーのテストは行われませんでした。 |
このエラーは、32 ビット版の Windows XP で KERB_S4U_LOGON 構造が使用されていないために発生します。KERB_S4U_LOGON 構造は、ユーザーの資格情報がサーバーに渡されない場合に LSALogonUser 関数によって呼び出されます。このエラーは、64 ビット版の Windows XP を実行しているコンピュータでは発生しません。
詳細
KERB_S4U_LOGON 構造の詳細については、「KERB_S4U_LOGON Structure」 (このサイトは英語の場合があります) を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。