メールボックスのログオン エラーによるメール フローの問題のトラブルシューティング
トピックの最終更新日: 2007-11-20
ここでは、メールボックスのログオン エラーによる Microsoft Exchange Server 2007 メール フローの問題のトラブルシューティング方法について説明します。次の兆候は、このエラーを示す場合があります。
- 受信メール フローがキューに滞り、次のエラー メッセージが表示される。
430 4.2.0 STOREDRV; メールボックスのログオン エラー - Microsoft Outlook を使用してローカル受信者に電子メール メッセージを送信すると、その電子メール メッセージは送信されて送信済みアイテム フォルダに表示されますが、電子メールの受信者にその電子メール メッセージが届かない。また、メッセージ追跡ツールを使用してこれらのメッセージを追跡できない。
- Exchange 2007 メールボックス サーバーのアプリケーション ログに、イベント ID 1009 が記録される。
Microsoft Exchange メール発信サービスは、ローカルの Active Directory サイト内のハブ トランスポート サーバーに現在接続できません。サーバーがビジー状態のため現在新しい接続を受け入れていない可能性があります。
この問題は、Microsoft Exchange Transport サービスが、ネットワーク サービス アカウントではなく、別のアカウントを使用してログオンするよう構成されている場合に発生します。たとえば、Microsoft Exchange Transport サービスが Administrator アカウントを使用してログオンするよう構成されています。
解決方法
問題を解決するには、ログオン アカウントをネットワーク サービス アカウントに戻します。
開始する前に
この手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。
- ローカルの Administrators グループのメンバシップ
Exchange 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
ログオン アカウントをネットワーク サービス アカウントに戻すように構成するには、次の操作を行います。
Exchange 2007 ハブ トランスポート サーバーの [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「Services.msc」と入力し、[OK] をクリックします。
サービスの一覧で、[Microsoft Exchange Transport] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[ログオン] タブをクリックし、[アカウント] をクリックします。
[参照] をクリックし、「ネットワーク サービス」と入力します。次に、[名前の確認] をクリックし、[OK] をクリックします。
[パスワード] ボックスと [パスワードの確認入力] ボックスからパスワードを削除します。
注 : Microsoft Windows により、ネットワーク サービス アカウントのパスワードが自動的に生成されます。したがって、このアカウントのパスワードを指定する必要はありません。 [OK] をクリックします。次に、Microsoft Exchange Transport サービスを再起動します。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。