Exchange 2007 System Attendant が起動しない場合にトラブルシューティングを行う方法
適用先: Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2011-04-05
ここでは、Microsoft Exchange System Attendant が起動しない場合に診断ログを使用してトラブルシューティングを行う方法について説明します。Microsoft Exchange System Attendant が起動しない場合、他の Exchange サービスも開始されません。この問題の原因を特定するには、Exchange 管理シェルを使用して、Microsoft Exchange System Attendant で診断ログを実行します。ログ出力レベルを上げると、Exchange でより詳しいイベント情報がイベント ログに記録され、この情報を Microsoft に送信することができます。この情報は、Microsoft サポート担当者が、System Attendant が起動しなかった原因の特定に関するサポートを提供する際に役立ちます。
開始する前に
以下の手順を実行するには、使用するアカウントにローカルの Administrators グループのメンバシップが委任されている必要があります。アクセス許可、役割の委任、および Exchange 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
Exchange 管理シェルを使用して Exchange System Attendant プロセスのログ出力レベルを変更するには、次の操作を行います。
Exchange 管理シェルを起動します。
次のコマンドを入力します。
Set-EventLogLevel -Identity "ServerName\MSExchangeSA\NSPI Proxy" -Level High
注 : 以下のサブコンポーネントについて、診断ログ出力のレベルを上げることができます。
MSExchangeMU\General
MSExchangeSA\Clean Mailbox
MSExchangeSA\NSPI Proxy
MSExchangeSA\RFR Interface
MSExchangeSA\OAL Generator
MSExchangeSA\Proxy Generation
MSExchangeSA\RPC Calls
MSExchangeSA\RPC-HTTP Management注 : トラブルシューティングの完了後は、ログ出力レベルを既定のレベルに戻すことをお勧めします。
詳細情報
ログ出力レベルが構成可能な Exchange 2007 プロセスの一覧については、「構成可能なイベント ログ レベルを持つプロセス」を参照してください。
Exchange プロセスのログ出力レベルを変更する方法の詳細については、「Exchange プロセスのログ出力レベルを変更する方法」を参照してください。
Get-EventLogLevel コマンドレットの詳細については、「Get-EventLogLevel」を参照してください。
Set-EventLogLevel コマンドレットの詳細については、「Set-EventLogLevel」を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。