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OAB の Web ベースの配布がレプリケートに失敗したときに発生するエラー 1018

 

トピックの最終更新日: 2008-05-19

ここでは、イベント ID 1018 のトラブルシューティングを行う方法について説明します。

Exchange Server 2007 の Web ベースの配布は、オフラインまたはダイヤルアップ接続で作業中の Outlook 2007 以降のクライアントがオフライン アドレス帳 (OAB) にアクセスする場合に使用する配布方法です。特に、Exchange 2007 クライアント アクセス サーバーは専用の OAB 仮想ディレクトリを使用して、OAB をクライアント コンピュータに配布します。

組織に最初の Exchange 2007 クライアント アクセス サーバーをインストールする場合、そのサーバーの OAB 仮想ディレクトリは既定の OAB に関連付けられます。クライアント アクセス サーバーを実行している Microsoft Exchange ファイル配布サービスは、定期的に OAB 生成サーバーによって生成されるデータと OAB 仮想ディレクトリ データを同期します。

既定の OAB を負荷分散する場合、または組織の他の OAB に配布を開始する場合には、他の仮想ディレクトリをさらに追加できます。これにより、Microsoft Exchange ファイル配布サービスを経由して OAB 生成サーバーからクライアント アクセス サーバーに OAB がコピーされます。

特定のシナリオでは、OAB 生成サーバーとクライアント アクセス サーバーを異なる子ドメインに配置することができます。Microsoft Exchange ファイル配布サービスは、サーバーの短縮名 (NetBIOS) を使用して汎用名前付け規則 (UNC) のパスを OAB に対して構築します。この短縮名を解決できない場合は、次のイベントが記録されている可能性があります。

イベントの種類 : 警告

イベント ソース : MSExchangeFDS

イベント カテゴリ : 全般

イベント ID : 1018

説明 : プロセス MSExchangeFDS.exe (PID=3420)。リモート サーバー MCHH235E に接続できませんでした。サーバーがダウンしているか、そのサーバーのサービスが実行されていない可能性があります。

解決方法

Microsoft Exchange ファイル配布サービス (MSExchangeFDS.exe) は OAB 生成サーバーに接続を 5 回施行します。これに失敗すると、Microsoft Exchange ファイル配布サービスが OAB 生成サーバーに対する接続をこれ以上試行しないことを示すエラーが、アプリケーション ログに記録されます。

この問題を解決するには、DNS (ドメイン ネーム システム) の短縮名の解決を有効にします。これが完了すると、OAB は正常にクライアント アクセス サーバー上の配布ポイントにレプリケーションされるようになります。

詳細情報

OAB の詳細については、「オフライン アドレス帳について」を参照してください。

OAB 仮想ディレクトリの詳細については、「オフライン アドレス帳仮想ディレクトリを作成する方法」を参照してください。

OAB を管理する方法の詳細については、「オフライン アドレス帳の管理」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。