フェールオーバー クラスタ構成を検証する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1
トピックの最終更新日: 2007-07-31
ここでは、クラスタにクラスタ連続レプリケーション (CCR) を展開する前に、フェールオーバー クラスタ管理ツールを使用して Windows Server 2008 フェールオーバー クラスタの構成を検証する方法について説明します。
開始する前に
この手順を実行するには、使用するアカウントにクラスタ内の各ノードでローカルの Administrators グループのメンバシップが委任されている必要があります。アクセス許可、役割の委任、および Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
フェールオーバー クラスタ管理ツールを使用してフェールオーバー クラスタの構成を検証するには、次の操作を行います。
フェールオーバー クラスタ管理ツールを開きます。
操作ウィンドウで、[構成の検証] を選択します。構成の検証ウィザードが起動します。
このウィザードをクラスタ内で最初に実行したときは、[開始する前に] ページが表示されます。今後ウィザードを使用するときに、このページを表示しないようにするオプションがあります。このページを表示しない場合、表示される最初のページは [サーバーまたはクラスタの選択] ページになります。[開始する前に] ページが表示された場合は、ページに表示された情報に目をとおし、[次へ] をクリックして続行します。
"名前を入力" フィールドに入力します。クラスタ内のノードまたはクラスタ自体のホスト名または完全修飾のドメイン名 (FQDN) を入力するか、[参照] ボタンをクリックして、クラスタ内のノードまたはクラスタ自体を選択します。
[追加] をクリックしてノードまたはクラスタを追加します。どちらの名前を使用するかにかかわらず、クラスタ内の両方のノードが "選択されたサーバー" フィールドに追加されます。続行するには、[次へ] をクリックします。
[テスト オプション] ページで、[選択したテストのみを実行] を選択し、[次へ] をクリックして続行します。
[テストの選択] ページで、テスト対象として [記憶域] チェック ボックスをオフにします。CCR ではフェールオーバー クラスタ内の共有記憶域を使用しません。そのため、クラスタに記憶域リソースは含まれません。続行するには、[次へ] をクリックします。
[確認] ページで各テストの詳細を確認し、検証を開始する準備ができたら、[次へ] をクリックします。検証の実行中、テストの進行に応じて [検証中] ページに状態情報が表示されます。さらに、個々のテストの結果も表示されます。
テストが完了すると [概要] ページが表示され、検証テストの結果と、各テスト中に収集された情報に関する詳細が示されます。検証結果にエラーまたは警告が表示されている場合は、理想的にはクラスタ化メールボックス サーバーをクラスタに導入する前に、できるだけ早く確認して解決する必要があります。
[レポートの表示] をクリックして、既定の Web ブラウザでレポートを表示します。レポートは Web アーカイブ (.mht) 形式で表示されます。[終了] をクリックしてウィザードを閉じます。
詳細情報
構成の検証ウィザードの詳細については、フェールオーバー クラスタ管理ツールでヘルプを参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。