パブリック フォルダ データベースのレプリケーション スケジュールを設定する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-08-24
レプリケート対象のパブリック フォルダとレプリケート先のデータベースを決定したら、パブリック フォルダ データベースのレプリケーション スケジュールを設定できます。既定では、パブリック フォルダのレプリケーションは、15 分ごとに実行するようにスケジュールされます。既定のレプリケーション間隔を選択するか、カスタム スケジュールを作成することができます。パブリック フォルダのレプリケート先にするパブリック フォルダ データベースの一覧を構成する方法の詳細については、「パブリック フォルダ レプリケーションを構成する方法」を参照してください。
ここでは、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、パブリック フォルダ データベースのパブリック フォルダ レプリケーション スケジュールを設定する方法について説明します。
開始する前に
以下の手順を実行する前に、Exchange Server 2007 RTM (Release To Manufacturing) 版と Exchange 2007 Service Pack 1 (SP1) のどちらを使用しているかに基づいて、以下のいずれかのセクションの操作を実行する必要があります。
Exchange 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
Exchange 2007 RTM (Release To Manufacturing) 版のアクセス許可および前提条件
Exchange 2007 RTM 版でこの手順を実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。
- Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループ
Exchange 2007 SP1 のアクセス許可および前提条件
Exchange 2007 SP1 でこの手順を実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。
- 対象サーバーの Exchange パブリック フォルダ管理者の役割およびローカルの Administrators グループ
手順
Exchange 管理コンソールを使用してパブリック フォルダ データベースのレプリケーション スケジュールを設定するには、次の操作を行います。
Exchange 管理コンソールを起動します。
コンソール ツリーで [サーバーの構成] を展開し、[メールボックス] をクリックします。
作業ウィンドウで、目的のパブリック フォルダ データベースを選択します。
操作ウィンドウで、[プロパティ] をクリックします。
[<パブリック フォルダ データベース> のプロパティ] で、[レプリケーション] タブをクリックします。
[レプリケーションの間隔] ボックスの一覧では、次のオプションを選択できます。
- [実行しない] パブリック フォルダ データベースはレプリケートされません。
- [常時実行する]** [常時レプリケーションの間隔 (分)]** ボックスで指定されたレプリケーション間隔の間にレプリケーション処理が開始されます。
- [1 時間ごとに実行する] レプリケーション処理は 1 時間ごとに開始されます。
- [2 時間ごとに実行する] レプリケーション処理は 2 時間ごとに開始されます。
- [4 時間ごとに実行する] レプリケーション処理は 4 時間ごとに開始されます。
- [カスタム スケジュールを使用する] レプリケーション処理で、手順 8. で作成するカスタマイズされたスケジュールを使用します。
[カスタマイズ] をクリックして、カスタマイズされたスケジュールを作成します。
注 : カスタマイズされたスケジュールを使用する場合は、[レプリケーションの間隔] ボックスの一覧の [カスタム スケジュールを使用する] を選択する必要があります。 スケジュールを設定するには、[スケジュール] ダイアログ ボックス内の時刻のグリッドをクリックします。パブリック フォルダ レプリケーションは、指定した時間帯に実行されます。特定の時間帯の列ヘッダーをクリックすることで、毎日同じ時間帯を選択できます。その日の名前をクリックすると、1 日全体を選択できます。
注 : グリッドの既定の時間帯は 1 時間です。より細かく制御するには、[15 分] をクリックしてスケジュールのグリッドを 15 分間隔に変更することができます。スケジュールする間隔は 15 分以上離れている必要があります。 [OK] をクリックして、[スケジュール] ダイアログ ボックスを閉じます。
[OK] をクリックして [<パブリック フォルダ データベース> のプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じ、変更を保存します。
Exchange 管理シェルを使用してパブリック フォルダ データベースのレプリケーション スケジュールを設定するには、次の操作を行います。
Server01 にある PFDatabase という名前のパブリック フォルダ データベースについて、カスタマイズされたパブリック フォルダ レプリケーション スケジュールを作成するには、次のコマンドを実行します。
Set-PublicFolderDatabase -Identity "Server01\PFDatabase" -ReplicationSchedule "Sun.12:01 AM-Sun.3:15 AM, Tue.12:00 AM-Tue.3:15 AM, Thu.12:00 AM-Thu.3:15 AM"
構文およびパラメータの詳細については、以下の関連トピックを参照してください。
詳細情報
パブリック フォルダのレプリケーションの詳細については、以下のトピックを参照してください。
パブリック フォルダの詳細については、以下のトピックを参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。