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詳細テンプレートを既定の構成に復元する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-08-21

詳細テンプレート エディタには、[元に戻す] ボタンがなく、操作を元に戻すためのショートカット キーを使用することもできません。テンプレートへの追加を元に戻すには、Del キーを使用する必要があります。削除を元に戻すには、設定を再度適用する必要があります。また、変更を保存しないで詳細テンプレート エディタを終了することにより、元の設定に戻すことができます。保存した後に変更を元に戻す場合は、テンプレートを復元することができます。テンプレートを復元すると、すべてのカスタマイズ設定は失われ、テンプレートは元の構成に復元されます。ここでは、Microsoft 管理コンソール (MMC) または Exchange 管理シェルを使用して、詳細テンプレートを既定の構成に復元する方法について説明します。

開始する前に

この手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。

  • Exchange 組織管理者の役割

アクセス許可、役割の委任、および Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

また、この手順を実行する前に、次のことを確認してください。

  • Exchange 2007 RTM (Release to Manufacturing) 版では、その他の詳細テンプレート管理タスクを実行するには、詳細テンプレート エディタ スナップインを追加する必要があります。詳細については、「Microsoft 管理コンソールに詳細テンプレート エディタを追加する方法」を参照してください。
  • Exchange 2007 Service Pack 1 (SP1) では、Exchange 管理コンソールの [ツールボックス] ノードから詳細テンプレート エディタにアクセスできます。

手順

Exchange 2007 SP1

詳細テンプレート エディタを使用して詳細テンプレートを既定の構成に復元するには、次の操作を行います。

  1. Exchange 管理コンソールを起動します。

  2. コンソール ツリーで、[ツールボックス] をクリックします。

  3. 結果ウィンドウで [詳細テンプレート エディタ] をクリックしてから、操作ウィンドウで [ツールを開く] をクリックします。別の MMC に詳細テンプレート エディタが開きます。

  4. 詳細ウィンドウで復元するテンプレートを右クリックし、操作ウィンドウで [復元] をクリックします。

  5. [はい] をクリックして、このテンプレートを元の状態に復元することを確認します。カスタマイズした内容はすべて失われます。

Exchange 管理シェルを使用して詳細テンプレートを既定の構成に復元するには、次の操作を行います。

  • 次のコマンドを実行します。

    Restore-DetailsTemplate -Identity <DetailsTemplateIdParameter>
    

    たとえば、英語 (米国) の連絡先の詳細テンプレートを復元するには、次のコマンドを実行します。

    Restore-DetailsTemplate -Identity "en-US\Contact"
    

構文およびパラメータの詳細については、関連トピック「Restore-DetailsTemplate」を参照してください。

Exchange 2007 RTM

詳細テンプレート エディタを使用して詳細テンプレートを既定の構成に復元するには、次の操作を行います。

  1. 詳細テンプレート エディタを起動します。

  2. 詳細ウィンドウで、復元するテンプレートを右クリックし、[復元] をクリックします。

  3. [はい] をクリックして、このテンプレートを元の状態に復元することを確認します。カスタマイズした内容はすべて失われます。

Exchange 管理シェルを使用して詳細テンプレートを既定の構成に復元するには、次の操作を行います。

  • 次のコマンドを実行します。

    Restore-DetailsTemplate -Identity <DetailsTemplateIdParameter>
    

    たとえば、英語 (米国) の連絡先の詳細テンプレートを復元するには、次のコマンドを実行します。

    Restore-DetailsTemplate -Identity "en-US\Contact"
    

構文およびパラメータの詳細については、関連トピック「Restore-DetailsTemplate (RTM)」を参照してください。

詳細情報

詳細テンプレートの管理の詳細については、「詳細テンプレートの管理」を参照してください。

ツールボックスの使用の詳細については、「ツールボックスの使用」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。