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DSN メッセージ テキスト

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2006-03-20

ここでは、Microsoft Exchange Server 2007 のカスタマイズされた配信状態通知 (DSN) メッセージ テキストに含めることができる内容と、そのテキストを HTML 形式にする方法について説明します。

DSN メッセージの受信者に表示する任意の情報を含めることができます。たとえば、DSN の詳細な説明、ヘルプ デスクの連絡先情報、およびサポート部門の Web サイトへのリンクを含めることができます。

note注 :
各 DSN メッセージには、最大で 512 文字まで含めることができます。

DSN メッセージは HTML 形式で表示できるため、HTML の書式タグを DSN テキストに埋め込むことができます。たとえば、DSN メッセージのテキストの一部を太字にする場合は、テキストを HTML タグ <B> と </B> で囲みます。表 1 に、DSN メッセージ テキストで使用できる有効な HTML タグの例をいくつか示します。

表 1   DSN メッセージで使用できる有効な HTML タグ

HTML タグ 説明

<B>

太字の開始

</B>

太字の終了

<A HREF="url">

ハイパーリンクの開始

</A>

ハイパーリンクの終了

<BR>

改行

<EM>

斜体の開始

</EM>

斜体の終了

<P>

段落の開始

</P>

段落の終了

note注 :
既定では、Exchange Server 2007 は HTML DSN メッセージを送信しますが、Exchange Server 2007 が HTML DSN メッセージを内部送信者、外部送信者、または両方に送信するかどうかを構成することができます。この動作を構成するには、Set-TransportServer コマンドで InternalDsnSendHtml パラメータと ExternalDsnSendHtml パラメータを変更します。
InternalDsnSendHtml パラメータが $false に設定されている場合、Exchange Server 2007 は内部送信者に送信される DSN メッセージの HTML タグを無効にします。ExternalDsnSendHtml パラメータが $false に設定されている場合、Exchange Server 2007 は外部送信者に送信される DSN メッセージの HTML タグを無効にします。

DSN メッセージ テキストで Exchange Server 2007 が使用する以下の文字は、特別な意味を持ちます。

  • 不等号 (より大) (>)
  • 不等号 (より小) (<)
  • アンパサンド (&)
  • 二重引用符 (")

これらの文字は、HTML タグの開始と終了、および送信者に表示されるテキストの開始と終了を判断するために使用されます。DSN メッセージでこれらの文字を表示するには、表 2 に示すエスケープ コードを使用する必要があります。

表 2   DSN メッセージの文字のエスケープ コード

エスケープ コード 文字

&lt;

<

&gt;

>

&quot;

"

&amp;

&

important重要 :
<A HREF="url"> など、二重引用符 (") を含む HTML タグを DSN メッセージ テキストに含める場合は、DSN メッセージ テキスト全体を単一引用符 (') で囲む必要があります。DSN メッセージ テキスト全体や HTML タグを二重引用符で囲むと、エラーが表示されます。

たとえば、"Please contact the Help Desk at <1234>." というメッセージを表示する場合は、DSN メッセージ テキストに "Please contact the Help Desk at &lt;1234&gt;." を追加する必要があります。

詳細情報

DSN を管理する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。