可用性サービスの問題を診断する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2006-12-21
ここでは、Exchange 管理シェルを使用して、以下のシナリオで可用性サービスの問題を診断する方法について説明します。
- 個々のユーザー
- クライアント アクセス サーバー
- 異なるサイト間
自動検出サービスは、Exchange への接続に必要な構成情報を Microsoft Office Outlook 2007 に提供します。Test-OutlookWebServices コマンドレットは、自動検出サービスと可用性サービスが正しく構成され、Outlook クライアント要求を処理できるかどうかを確認する診断タスクです。
自動検出サービスの詳細については、以下のトピックを参照してください。
開始する前に
Test-OutlookWebServices コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の役割が委任されている必要があります。
- Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカル Administrators グループ
アクセス許可、役割の委任、および Exchange Server 2007 の管理に必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
これらの手順を実行する前に、イベント ビューアを使用して可用性サービスの問題も診断できることに注意してください。特に、"MSExchange Availability" というイベント ソースを含むイベント ログについて、クライアント アクセス サーバーでイベント ビューアを検索します。
手順
Exchange 管理シェルを使用して、個々のユーザーの可用性サービスの問題を診断するには、次の操作を行います。
次のコマンドを実行します。
Test-OutlookWebServices -Identity: User1@Contoso.com
Exchange 管理シェルを使用して、クライアント アクセスー サーバーの可用性サービスの問題を診断するには、次の操作を行います。
次のコマンドを実行します。
Test-OutlookWebServices -ClientAccessServer ClientAccessServer01
Exchange 管理シェルを使用して、異なるサイト間の可用性サービスの問題を診断するには、次の操作を行います。
次のコマンドを実行します。
Test-OutlookWebServices -Identity User1@Site1.Contoso.com -TargetAddress User2@Site2.Fabrikam.com
構文およびパラメータの詳細については、関連トピック「Test-OutlookWebServices」を参照してください。
詳細情報
- 可用性サービスを構成する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。
- 可用性サービスの管理の詳細については、「可用性サービスの管理」を参照してください。
- 自動検出サービスの詳細については、以下のトピックを参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。