Exchange リソース フォレスト トポロジに Exchange 2007 を展開する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2009-04-06
ここでは、Exchange リソース フォレストのトポロジに Microsoft Exchange Server 2007 を展開する方法について説明します。Exchange リソース フォレストは、専用 Exchange フォレストとも呼ばれます。
ここでは、既存の Exchange Server 2003 トポロジまたは Exchange 2000 Server トポロジが存在しないことを前提としています。既存の Exchange トポロジが存在し、Exchange 2007 にアップグレードする場合は、「Exchange 2007 へのアップグレード」を参照してください。
開始する前に
開始する前に、次のことを確認してください。
- 次の 2 つの Active Directory ディレクトリ サービス フォレストが存在している。
- 1 つのフォレストには、組織のユーザー アカウントが含まれている。ここでは、このフォレストを "アカウント フォレスト" と呼びます。
- もう 1 つのフォレストにはユーザー アカウントが含まれず、Exchange はまだインストールされていない。ここでは、このフォレストを "Exchange フォレスト" と呼びます。以下の手順で、このフォレストに Exchange 2007 をインストールします。
- 組織内の複数のフォレストにわたって名前解決のためのドメイン ネーム システム (DNS) が正しく構成されている。DNS が正しく構成されているかどうかを確認するには、組織内の他のフォレストから各フォレストに対して ping を実行します。DNS の構成の詳細については、DNS 運用ガイドについてのページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。
手順
Exchange リソース フォレストのトポロジに Exchange 2007 を展開するには、次の操作を行います。
Exchange フォレストのドメイン コントローラから、両方のフォレスト用の出力方向かつ一方向の信頼を作成し、各フォレストが他方のフォレストを信頼するようにします。詳細な手順については、信頼の両側に対する一方向かつ出力方向のフォレストの信頼の作成についてのページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。
注 : フォレストの信頼を作成することをお勧めしますが、フォレストの信頼または外部の信頼のいずれかを作成することが可能です。手順 3. でリンク メールボックスを作成するときに外部の信頼を作成する場合、メールボックスの新規作成ウィザードの [マスタ アカウント] ページで、信頼されたフォレストのドメイン コントローラにアクセスできるユーザー アカウントを指定する必要があります。現在ログオンしている資格情報を使用することはできません。New-Mailbox コマンドレットを使用してリンク メールボックスを作成する場合、LinkedCredential パラメータで、信頼されたフォレストのドメイン コントローラにアクセスできるユーザー アカウントを指定する必要があります。 Exchange フォレストで、Exchange 2007 をインストールします。単一フォレストのシナリオと同じ方法で Exchange をインストールします。Exchange 2007 をインストールする方法の詳細については、以下のいずれかのトピックを参照してください。
Exchange フォレストで、Exchange フォレストにメールボックスを持つアカウント フォレスト内のユーザーごとに、外部アカウントに関連付けられているメールボックスを作成します。詳細な手順については、「リンクされたメールボックスを作成する方法」を参照してください。
詳細情報
Microsoft Windows Server 2003 の信頼の詳細については、ドメインとフォレストの信頼を管理する方法についてのページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。