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ボリューム障害後の復元方法

  • [アーティクル]

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2006-12-19

ここでは、ボリューム障害の後にクラスタ連続レプリケーション (CCR) コピーを回復する方法について説明します。ボリューム障害とは、データベースまたはストレージ グループのデータ (ログやシステム ファイル) をホストしている論理ユニット番号 (LUN) が、パッシブ ノードで期待どおりに使用できない場合を言います。

システムの下位レベルでの構成変更の結果、または人的エラーが原因で、ボリュームに障害が発生したように見える場合があります。パッシブ コピー用の記憶域が使用可能でないと思われる場合、または正しい記憶域が正しい場所に存在していない場合は、記憶域の構成が変更されたかどうかを確認する必要があります。

コピーの破損やボリューム障害に対しては、できる限り迅速に対処するようにしてください。このような状態が未解決の間は、パッシブ ノードは影響を受けたデータベースの適切な回復対象ではありません。そのため、障害が発生した場合、影響を受けたデータベースはマウントできず、そのデータベースでホストされているメールボックスへのアクセスはできなくなります。

開始する前に

以下の手順を実行するには、ローカル管理者のアクセス許可と Exchange Server Administrators グループに割り当てられているアクセス許可を持つドメイン アカウントを使用してログオンする必要があります。

手順

ボリューム障害後にクラスタ連続レプリケーション コピーを復元するには、次の操作を行います。

  1. パッシブ コピーで障害が検出された場合は、パッシブ データベース用の記憶域サブシステムの評価を行う必要があります。ストレージの構成が期待どおりになっていることを確認する必要があります。

  2. 記憶域サブシステムの構成にエラーがあることが確認された場合、エラーを修正する必要があります。エラーを修正すると、アクティブなコピーが使用可能になり、記憶域が検証された後、短時間でレプリケーションは自動的に再開されます。

  3. ストレージの構成の問題が検出されない場合は、適切なボリュームをストレージ グループ コピーに対して使用可能にする必要があります。不足しているボリュームにログとシステム ファイルのみが含まれていた場合、CCR はこのデータを自動的に再度書き込みます。不足しているボリュームにデータベースが含まれていた場合は、シード操作が必要です。

詳細情報

シード操作を実行する方法の詳細については、「クラスタ連続レプリケーション コピーをシードする方法」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。