正常性ルール
最終更新日: 2010年2月9日
適用対象: SharePoint Foundation 2010
この記事の内容
正常性ルールのオブジェクト モデル
正常性ルールの開発に関連する領域
正常性ルールに関連するその他の情報
SharePoint Health Analyzer は、一連の正常性ルールを適用して、サーバー ファーム全体で SharePoint Foundation の正常性を監視します。正常性ルールは、サーバー ファーム レベルのコンパイル済みアセンブリに展開されている実行可能コードであり、SharePoint Health Analyzer に登録されます。ルールが登録されると、ルールを実行するためのタイマー ジョブが作成されます。次に、ルールの項目がサーバーの全体管理の [監視] セクションの [ルール定義の確認] の下にある Health Analyzer ルール リストに追加されます。
SharePoint Foundation には多くのルールが含まれます。SharePoint Foundation オブジェクト モデルを使用するコードを書くことで、追加のルールを作成して展開できます。
正常性ルールのオブジェクト モデル
正常性ルールの作成に使用できるクラスは、Microsoft.SharePoint.Administration.Health 名前空間に配置されています。最も重要なクラスは次のとおりです。
SPHealthAnalysisRule - SharePoint Health Analyzer ルールの定義を提供する抽象基本クラスです。
SPRepairableHealthAnalysisRule - エラーを自動的に修復できる SharePoint Health Analyzer ルールの定義を提供する抽象基本クラスです。
SPHealthAnalysisRuleAutomaticExecutionParameters - タイマー サービス経由で SharePoint Health Analyzer ルールを自動実行するために使用できる既定のパラメーターをカプセル化します。
正常性ルールはコンパイル済みアセンブリに展開され、SPHealthAnalyzer クラスの RegisterRules(Assembly) メソッドの呼び出しによって SharePoint Health Analyzer に登録されます。このメソッドの呼び出しに適した場所は、SPFeatureReceiver オブジェクトの FeatureActivated イベント用のイベント ハンドラー内です。ルールが登録されると、ルールの AutomaticExecutionParameters プロパティに指定された既定のパラメーターを使用してルールを実行するためのタイマー ジョブが作成されます。