Windows Communication Foundation (WCF) との統合
最終更新日: 2010年4月20日
適用対象: SharePoint Foundation 2010
この記事の内容
WCF サービスのコンポーネント
WCF サービスと通信する
WCF サービスを作成する
Windows Communication Foundation (WCF) サービス モデルは、クライアントとサービスとの通信を制御します。Service Application Framework サービス モデルは、サーバー ファーム内のサービスに関する展開、管理、および検出を制御します。これらのモデルは補完し合う関係にあり、SharePoint 2010 モデルは、WCF サービスのクライアントやエンドポイントに関する展開、管理、および検出のための理想的な機能を提供します。
WCF の詳細については、「Windows Communication Foundation サンプル」を参照してください。
WCF サービスのコンポーネント
WCF サービスには次の 3 つのコンポーネントがあります。
提供するサービスを実装するサービス クラス
サービスをホストするホスト環境
クライアントが接続できる 1 つ以上のエンドポイント
WCF サービスと通信する
以下について判断する 4 つのプロパティが各エンドポイントにあります。
エンドポイントのアドレス
クライアントとエンドポイントの通信方法を指定するバインド
利用できる操作を識別するコントラクト
エンドポイントのローカル実装の詳細を指定する一連の動作
Service Application Framework での WCF エンドポイントの使用の詳細については、「サービス エンドポイントを使用する」を参照してください。
WCF サービスを作成する
WCF サービスを作成するには、次の基本的な手順をこの順番に従って実行します。
サービス コントラクトを定義します。サービス コントラクトでは、サービスの署名、交換するデータ、契約上必要な他のデータを指定します。
コントラクトを実装します。コントラクトを実装するクラスを作成し、ランタイムに必要なユーザー設定の動作を指定します。
エンドポイント情報およびその他の動作情報を指定して、サービスを構成します。
アプリケーション内のサービスをホストします。
クライアント アプリケーションを構築します。
詳細な例については、「カスタム WCF サービスを SharePoint Foundation で作成する」を参照してください。