構成要素: ファイルとドキュメント
最終更新日: 2010年11月1日
適用対象: SharePoint Foundation 2010
この記事の内容
ファイルおよびドキュメントのオブジェクト モデル
ファイルとドキュメントで使用する XML
ファイルとドキュメントに関連する領域
ファイルとドキュメントについての詳細情報
Microsoft SharePoint Foundation のコンテキストでは、"ファイル" はドキュメント ライブラリ内のリスト アイテムに関連付けられたドキュメントを指す場合があります。また、ユーザー インターフェイスを提供する、サイトまたはアプリケーションの .aspx ページを指す場合もあります。サイト ページおよびアプリケーション ページの詳細については、「[文書パーツ] ページとユーザー インターフェイス」を参照してください。
ドキュメント ライブラリ内の各ドキュメントは、SPListItem オブジェクトと SPFile オブジェクトによって表されます。ドキュメント ライブラリからリスト アイテムを返す場合、File プロパティを使用して、アイテムに関連付けられたファイルを取得できます。SPFolder クラスの Files プロパティは、ドキュメント ライブラリ フォルダー内のすべてのファイルを返します。一方、SPWeb の Files プロパティは、Web サイト内で使用される .aspx ファイルを返します。特定のフォルダーを返す効率的な方法は、Web サイトの GetFolder() メソッドを使用することです。
注意
ドキュメント ライブラリでは、一般的なリストの場合と同様に、SPFolder オブジェクトがリスト アイテムとしてカウントされることに注意してください。ドキュメント ライブラリ内のすべてのアイテムを列挙するコードでは、リスト アイテムの FileSystemObjectType プロパティを使用してフォルダーとファイルを区別できます。
ファイルをドキュメント ライブラリに追加するには、SPFileCollection クラスの Add() メソッドの 1 つを使用します。ファイルを Web サイト内の 1 つの場所から別の場所、または Web サイト間でコピーするには、関連付けられたリスト アイテム オブジェクトの Copy() メソッドを使用します。サイト ページまたはアプリケーション ページを Web サイトに追加するには、モジュール機能を使用してファイルを準備します。機能の詳細については、「[文書パーツ] フィーチャー」を参照してください。
ファイルおよびドキュメントのオブジェクト モデル
以下は、サーバー オブジェクト モデルとクライアント オブジェクト モデルで、ファイルおよびドキュメントを操作するときに使用する最も重要なクラスです。
SPFile - SharePoint Foundation Web サイト内のファイルを表します。これには、Web パーツ ページ、ドキュメント ライブラリ内のアイテム、またはフォルダー内のファイルが考えられます。
SPFolder - SharePoint Foundation Web サイト上のフォルダーを表します。
クライアント オブジェクト モデル: Folder (JavaScript: SP.Folder)
SPFileCollectionAddParameters - Add(String, [], SPFileCollectionAddParameters) メソッド、または Add(String, Stream, SPFileCollectionAddParameters) メソッドを使用してファイルをファイル コレクションに追加するために使用できるオプションをカプセル化します。
SPFileSaveBinaryParameters - SaveBinary(Stream, SPFileSaveBinaryParameters) メソッドを呼び出してファイルを保存するときに使用できるオプションをカプセル化します。
クライアント オブジェクト モデル: FileSaveBinaryInformation
SPFileStream - SharePoint Foundation ファイルに関連する Stream オブジェクトを公開します。
SPFileVersion - ファイル オブジェクトのバージョンを表します。
クライアント オブジェクト モデル: FileVersion (JavaScript: SP.FileVersion)
ファイルとドキュメントで使用する XML
Collaborative Application Markup Language (CAML) 内の File 要素を Module 要素内で使用して、サイト ページまたはアプリケーションページを含む Web サイトを準備します。File 要素をサイト定義の Configuration 要素のモジュール内で使用すると、そのサイト定義で作成する Web サイトにファイルを含めることができます。また、File 要素を機能のマニフェスト ファイル内で使用することもできます。この要素を使用できるこの 2 つの方法の詳細については、「モジュール」を参照してください。File 要素を使用して、ファイルを含む Web サイトを準備する方法を示す例については、「[方法] ファイルを準備する」を参照してください。