クロス ファーム フェデレーションの実装
最終更新日: 2010年4月19日
適用対象: SharePoint Foundation 2010
Service Application Framework では、フェデレーションにより、サービス アプリケーションを複数のリモート サーバーに分けることができます。
たとえば、あるファーム (子ファーム) 内の検索サービス アプリケーション プロキシが、リモート ファーム (親ファーム) の検索サービス アプリケーションを使用できます。子ファームにサービス アプリケーション バイナリをインストールする必要はありません。
サービス アプリケーションを発行するときに、サービス アプリケーション プロキシを他のファームにインストールし、そのプロキシが [サーバーの全体管理] によって提供された特定の URI を指定するようにして、そのサービス アプリケーションを他のファームに発行します。これにより、提供されたサービス (検索、分析など) 用に特別に構成できる専用のサービス ファームを企業が持つことができます。これらのサービスは、他の SharePoint ファームと共有できます。
サービスでは、SPService 派生クラス上では IServiceAdministration インターフェイスを、SPServiceApplication 派生クラス上では ISharedServiceApplication インターフェイスをそれぞれ実装する必要があります。
これらのインターフェイスでは、SharePoint トポロジなどの Service Application Framework のサービス管理機能がサポートされ、これによりリモート ファームからサービスを検出および使用できます。また、これらのインターフェイスは、サーバーの全体管理の [サービス アプリケーションの管理] ページで実装することもできます。
接続のサポート
[サービス アプリケーションの管理] ページの [接続] ボタンを使用するか、SPServiceProxy クラスで IServiceProxyAdministration を実装して、リモート ファームのサービス アプリケーションへの接続を有効にします。
発行
発行機能を使用すると、ファーム アプリケーションを他のファームに提供できます。
ISharedServiceApplication を実装してアプリケーションを発行します。この作業は、[サービス アプリケーションの管理] ページの [発行] ボタンを使用して、UI によって行うこともできます。