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作成手順 2: 最上位レベルのセキュリティ パラメーターを定義する

最終更新日: 2010年4月19日

適用対象: SharePoint Server 2010

メタデータ オブジェクトの BDC 階層内の各オブジェクト (Application、Entity、Method、MethodInstance、Parameter、TypeDescriptor など) は、各プリンシパルがオブジェクトに対して持つ権限を指定するアクセス制御リスト (ACL) を備えています。これらのメタデータ オブジェクトのうち、LobSystem、Entity、Method、および MethodInstance だけが独自の個別に制御可能な ACL を備えています。これらのオブジェクトは、個別にセキュリティ保護可能なメタデータ オブジェクトと呼ばれます。その他のメタデータ オブジェクトは、直接の親から ACL を継承し、アクセス制御されたメタデータ オブジェクトと呼ばれます。

表 1 は、管理者または "権限の管理" 権限を持つユーザーが BDC アプリケーションに設定できる権限を示しています。

表 1. 管理権限を持つユーザーが BDC アプリケーションに設定できる権限

権限

適用先

説明

編集

アクセス制御されるメタデータ オブジェクト

  • オブジェクトの更新

  • オブジェクトの削除

  • 子オブジェクトの作成

  • プロパティの追加

  • プロパティの削除

  • プロパティのクリア

  • ローカライズされた表示名の追加

  • ローカライズされた表示名の削除

  • ローカライズされた表示名のクリア

権限の管理

個別にセキュリティ保護可能なメタデータ オブジェクト

  • 権限の設定

  • 子オブジェクトへの権限のコピー

実行 (表示)

MethodInstance

さまざまなランタイム API 呼び出しを使用する MethodInstance オブジェクトの実行

クライアントで選択可能

Application および Entity

  • Web パーツおよびリストで使用

  • 選択時に表示

BDC を使用すると、個別にセキュリティ保護可能なメタデータ オブジェクト (LobSystem、Entity、Method、および MethodInstance など) のアクセス許可を XML に直接指定できます。この手順では、XML 内の LobSystem レベルで ACL を指定します。

注意

最上位レベルのセキュリティ パラメーターは、BDC 管理ページでも構成できます。

前提条件

作成手順 1: 外部システムを定義する

Model レベルで ACL を指定するには

次の XML を、Model 要素の最後 (</Model> 終了タグの前) に追加します。

注意

Principal 属性の値は、正しいドメインとユーザー名またはグループ名に置き換える必要があります。

<AccessControlList>
   <AccessControlEntry Principal="[your domain]\[you]">
      <Right BdcRight="Execute"/>
      <Right BdcRight="Edit"/>
      <Right BdcRight="SetPermissions"/>
      <Right BdcRight="SelectableInClients"/>
   </AccessControlEntry>
   <AccessControlEntry Principal="[your domain]\[your external data users]"> 
      <Right BdcRight="Execute"/>
      <Right BdcRight="SelectableInClients"/>
   </AccessControlEntry>
</AccessControlList>

次の手順

作成手順 3: LOB システム インスタンスを定義する