AbstractEntityInstance クラス (Microsoft.Office.Server.ApplicationRegistry.Runtime)

[アーティクル]
02/02/2010

ビジネスデータカタログのすべてのエンティティインスタンスの基本クラスを表します。これは抽象クラスで、インスタンス化することはできません。

名前空間: Microsoft.Office.Server.ApplicationRegistry.Runtime
アセンブリ: Microsoft.SharePoint.Portal (microsoft.sharepoint.portal.dll 内)

構文

'宣言
<SharePointPermissionAttribute(SecurityAction.LinkDemand, ObjectModel:=True)> _
<SharePointPermissionAttribute(SecurityAction.InheritanceDemand, ObjectModel:=True)> _
Public MustInherit Class AbstractEntityInstance
    Inherits AbstractInstance
    Implements IEntityInstance
'使用
Dim instance As AbstractEntityInstance

[SharePointPermissionAttribute(SecurityAction.LinkDemand, ObjectModel=true)] 
[SharePointPermissionAttribute(SecurityAction.InheritanceDemand, ObjectModel=true)] 
public abstract class AbstractEntityInstance : AbstractInstance, IEntityInstance

備考

概念上、ビジネスデータカタログのエンティティインスタンスをバックエンドビジネスアプリケーションから返される単一行のデータとして見なすことができます。このアプリケーションは、その行のいずれのフィールド (複合キーの場合は複数) がエンティティインスタンスの識別子を表しているのかを識別する機能を備えており、エンティティインスタンス上の GetAssociatedInstances、GetIdentifierValues、Execute など、メソッドを呼び出すことができます。つまり、AbstractEntityInstance は永続的な ID をエンティティインスタンスに追加します。

システム固有の DbEntityInstance および WebServiceEntityInstance クラスはこのクラスから継承されます。これらはそれぞれデータベースおよび Web サービスの 1 行のデータを表しています。ただし、通常は IEntityInstance および IEntityInstanceEnumerator オブジェクトを使用して、システム固有のこれらのクラスの実装とは対照的に、ビジネスデータカタログのエンティティインスタンスと連携させるようにします。これは、IEntityInstance および IEntityInstanceEnumerator オブジェクトが下位のデータソースの複雑さをカプセル化し、アプリケーション固有のコーディングの枠組みを学ぶ必要性をなくし、クライアントがすべてのビジネスアプリケーションに 1 つの単純化された方法でアクセスできるようにするためです。

注意

バックエンドシステムでコードを実行できるビジネスデータカタログには 2 つの場所があります。それはエンティティとエンティティのインスタンスです。これらの 2 つの実行メソッドは、C# またはその他のオブジェクト指向のプログラミング言語における静的メソッドとインスタンスメソッドに対応します。エンティティ上で .Execute を呼び出すと、基本的にユーザーはパラメータを渡すよう要求され、それらが下位のバックエンド API にミラーリングされます。エンティティのインスタンス上で .Execute を呼び出すと、ビジネスデータカタログが自動的にエンティティのインスタンスの識別子の値をバックエンド API にある適切なスロットに組み込まれるため、エンドユーザーがその情報を入力したり、それらのパラメータを設定したりする必要がなくなります。

継承階層

System.Object
   Microsoft.Office.Server.ApplicationRegistry.Runtime.AbstractInstance
    Microsoft.Office.Server.ApplicationRegistry.Runtime.AbstractEntityInstance
       Microsoft.Office.Server.ApplicationRegistry.SystemSpecific.Db.DbEntityInstance
       Microsoft.Office.Server.ApplicationRegistry.SystemSpecific.WebService.WebServiceEntityInstance

スレッドの安全性

この型のパブリックで静的な (Visual Basic では Shared) すべてのメンバは、スレッドセーフです。インスタンスメンバは、スレッドセーフであるとは保証されません。

次の方法で共有

AbstractEntityInstance クラス (Microsoft.Office.Server.ApplicationRegistry.Runtime)

構文

備考

継承階層

スレッドの安全性

関連項目

参照

その他のリソース