エンタープライズ開発者のための Office 365
最終更新日: 2015年6月29日
Office 365 のリッチ データをアプリに組み込む、Office 365 そのものの中でカスタム エクスペリエンスを作成する、カスタム レポートを使用して Office 365 Enterprise 環境を円滑に実行できるようにするといった目標を実現するために、Office 365 の開発者向けの機能を使用できます。
Office 365 Enterprise 環境の正常性の分析と管理
Office 365 がエンタープライズ管理者向けに提供しているさまざまなデベロッパー機能を利用すると、ドメインとサブスクリプションの効果性を適切に調整できます。
レポート Web サービス
Office 365 レポート Web サービスを使用して、電子メールおよびスパム、ウィルス対策作業、対応状況、および Lync Online 会議やセッションの情報を、カスタム サービス レポート アプリケーションや Web ポータルに統合できます。Office 365 のエンタープライズ サブスクリプションをご利用の場合、レポート Web サービスにアクセスして、レポート ダッシュボード、チャート、およびグラフを構築し、組織がサブスクリプションの使用を管理できるようにできます。
「Office 365 レポート Web サービス」を参照してください。
サービス通信 API
テナント管理者は、Office 365 サービス通信 API を使用して、所有しているまたは管理している 1 つ以上のドメインについて、リアルタイムの動作状態情報とメッセージ センターの通信内容を取得できます。これにより、サービスの動作状態を監視し、通信を管理し、今後のサービス メンテナンスの対応計画を作成できます。情報は、管理者がアクセスできる指定のドメインに関してのみ収集されます。
「Office 365 サービス通信 API の概要」を参照してください。この API の新しいバージョンについては次を参照してください。
Office 365 管理 API (プレビュー版)
テナント管理者とアプリケーション開発者は、Office 365 管理 API を使用できます。これは、サービス通信、セキュリティ、コンプライアンス、レポート、監査、ユーザー管理、再販業者の管理など、Office 365 の顧客やパートナー用のすべての管理タスクのための、単一の拡張プラットフォームです。これらの REST API のうち 2 つがリリースされています。
Office 365 サービス通信 API (プレビュー版) は、現在のサービス通信 API の新しいバージョンです。新しいアプリケーションは、このバージョンを使用して記述する必要があります。
Office 365 管理アクティビティ API (プレビュー版) は、セキュリティと法令遵守の監視およびレポートのソリューションで使用するための、Office 365 と Azure Active Directory のアクティビティ ログからポリシー アクションとイベントに関する情報を提供します。
「Office 365 管理 API の概要」を参照してください。
Office 365 ユーザー向けのソリューションの作成
Office 365 からのデータを操作するアプリを作成したり、Office 365 の UI を拡張して独自のカスタム エクスペリエンス提供したりできます。
Office 365 のデータを独自のアプリに統合する
開発者は、メール、予定表、連絡先、ファイル、フォルダーなど、お客様が持つ多様な Office 365 データにアクセスしてデータを処理するカスタム ソリューションを作成できます。また、それらのソリューションを、モバイル、Web、およびデスクトップなど、すべてのプラットフォームをまたいで構築できます。
「Office 365 API overview」を参照してください。
Office 365 内でのカスタムのエクスペリエンスの作成
Office 365 に表示されるデータやユーザーの操作性をカスタマイズして、シームレスなユーザー エクスペリエンスを提供することもできます。
Create a FileHandler add-in。ユーザー作成の種類のファイルを SharePoint Online に表示する方法と操作性を制御できます。たとえば、ユーザー作成の種類のファイルのアイコン、Office 365 UI に表示されるファイル プレビュー、その種類のファイルをカスタム エディターで開く方法などを調整できます。
Add your app to the app launcher。アプリを Office 365 のホーム ページに表示し、直接アクセスできるようにします。
Office クライアント内や SharePoint 内のカスタム エクスペリエンスを作成する
Office クライアントである Word、Excel、および PowerPoint 内で、さらに SharePoint 2013 および SharePoint Online 内で、カスタム エクスペリエンスを作成します。「Office 用アプリの作成」と「SharePoint アドイン」を参照してください。