一般的な構成タスク
トピックの最終更新日: 2009-04-01
このトピックでは、実行できる複数の一般的なタスクについて情報を提供します。各コマンドの説明では、コマンド プロンプト ウィンドウが開いていること、および現在のディレクトリが %ProgramFiles%\Microsoft RoundTable\Device Management\ であることを前提とします。
時刻の設定
次のコマンドは、コンピュータの時刻を使用して、RoundTable デバイスの時刻をリセットします。
Rtmanage.exe -m:cfg -t:now
表示言語の変更
DeviceConfig.xsn をダブルクリックして InfoPath フォームを開きます。
InfoPath フォームの LCD ディスプレイ セクションで、表示言語設定を適切な値に変更します。
ファイルを (たとえば、RTConfig.xml として)、RTManage.exe を格納するディレクトリに保存します。
コマンド プロンプトを開き、次のコマンドを実行します。Rtmanage.exe -m:img -i:config -f:RTConfig.xml
次のコマンドを使用して、XML 解析エラーをチェックします。Rtmanage.exe -m:cfg -q:cfgparseresult
エラーが見つからなければ、次のステップに進みます。エラーが見つかった場合は、エラーを修正し、ステップ 3. から繰り返します。
次のコマンドを使用して、デバイスを再起動します。
Rtmanage.exe -m:cfg –r
タイム ゾーンの変更
DeviceConfig.xsn をダブルクリックして InfoPath フォームを開きます。
InfoPath フォームの時刻セクションで、タイム ゾーン設定を適切なタイム ゾーンに変更します。
ファイルを (たとえば、RTConfig.xml として)、RTManage.exe を格納するディレクトリに保存します。
コマンド プロンプトで、次のコマンドを実行します。
Rtmanage.exe -m:img -i:config -f:RTConfig.xml
次のコマンドを使用して、XML 解析エラーをチェックします。
Rtmanage.exe -m:cfg -q:cfgparseresult
エラーが見つからなければ、次のステップに進みます。エラーが見つかった場合は、エラーを修正し、ステップ 3. から繰り返します。
次のコマンドを使用して、デバイスを再起動します。
Rtmanage.exe -m:cfg -r
デバイスの現在の構成の取得
- コマンド プロンプトを開き、次のコマンドを実行します。
Rtmanage.exe -m:cfg -f:RTconfig.xml
デバイス構成ファイルが、Office Communications Server 2007 Update Service のサーバー共有にアップロードされます。
ファームウェア イメージの更新
RoundTable デバイスを更新する最速の方法は、イメージ更新サーバーを使用して自動的にイメージを更新する方法です。ただし、更新サーバーがなく、デバイスを更新する必要がある場合、USB イメージ更新機能を使用できます。
最新のファームウェア イメージ ファイルを、Microsoft ダウンロード センターから入手します。https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=147102.
- ブート ローダー パッケージ: CPUEBOOT.cat および CPUEBOOT.bin
- オペレーティング システム パッケージ: NK.cat および NK.bin
ブート ローダーを更新するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。
Rtmanage.exe -m:img -i:EBOOT -f:<CPUEBOOT.bin へのファイル パス> -s:<CPUEBOOT.cat へのファイル パス>
nk.bin を更新するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。
Rtmanage.exe -m:img -i:nk -f:<nk.bin へのファイル パス> -s:<nk.cat へのファイル パス>
デバイスを工場出荷時の設定にリセット
RoundTable デバイスでは、ファームウェアの 2 つのコピーが保存されています。2 つのコピーとは、工場でインストールされた読み取り専用のコピーと更新可能な動作用コピーです。RoundTable デバイスでは、通常、更新可能なコピーが実行されます。デバイスのリセットが実行されると、作業用コピーが消去されます。次に、読み取り専用の、工場でインストールされたファームウェアが起動します。工場でインストールされたファームウェア コピーにより、デバイスを工場に戻さずに、現在のファームウェア リビジョンを使用して RoundTable デバイスを更新できます。
デバイスのパスワードを忘れた場合、または (たとえば、停電が原因で) ファームウェア イメージが破損した場合、工場出荷時の設定にリセットできます。
工場出荷時の設定にリセットするには
- [オン/オフ フック] ボタンを押して、押したままの状態にします。
- [オン/オフ フック] ボタンを押したまま、デバイスの背面にある [リセット] ボタンを押して離します。
リセットを続行するかどうか確認する画面が表示されます。 - リセットを続行する場合は [フラッシュ/会議] ボタンを押し、リセットを続行しない場合は [ミュート] ボタンを押します。デバイスの LED が点滅し始めるまで [フラッシュ/会議] ボタンを押したままにします。このボタンを十分に長い時間押したままにしないと、工場出荷時設定へのリセットは実行されず、デバイスが再起動します。
工場出荷時設定へのリセットを実行した後、安全に運用するため、および高いパフォーマンス レベルを実現するために、最新の RoundTable ファームウェアをデバイスに適用します。工場出荷時設定へのリセットを実行した後、デバイスのデバイス構成を再適用する必要があります。工場出荷時設定へのリセット後、最新の RoundTable ファームウェアを適用しないと、デバイスは、お住まいの国または地域のテレフォニー規則に準拠しなくなります。最新のファームウェア アップグレードを適用しない場合、エンド ユーザーにそれを行う責任を負わせることになります。
デバイスのパスワードのリセット
セキュリティを確保するベスト プラクティスとして、次のコマンド ラインを実行して、デバイスのパスワードを既定の設定以外に変更します。
Rtmanage.exe -m:cfg -p
プロンプトが表示され、既存のパスワードを入力し、新しいパスワードを入力し、その後新しいパスワードを再入力するよう要求されます。
パスワードでは ANSI 文字を使用し、1 文字以上 15 文字以下にする必要があります。
診断ログのアップロード
次のコマンド ラインは、RoundTable デバイスの診断ログをフラッシュし、それらをイメージ更新サーバーに送信します。
rtmanage.exe -m:diag -l:flush