ステップ 3. Microsoft Exchange Server のユニファイド メッセージングと連動するための Communications Server の構成
トピックの最終更新日: 2009-01-23
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構内交換機 (PBX) 統合オプションで Communications Server を展開する場合は、このステップを省略し、「ステップ 4. プールへの場所のプロファイルの割り当て」に進んでください。 |
このステップを実行するには、Exchange UM 統合ユーティリティ (ocsumutil.exe) が必要です。このツールは、Office Communications Server の %CommonProgramFiles%\Microsoft Office Communications Server 2007 R2\Support にあります。
Exchange UM 統合ユーティリティの実行
Exchange UM 統合ユーティリティは、次の特性を持つユーザー アカウントで実行する必要があります。
- RTCUniversalUserAdmins グループ (Exchange Server ユニファイド メッセージングの設定を読み取る権利が割り当てられている) に属している。
- 指定された組織単位 (OU) コンテナに連絡先オブジェクトを作成するドメイン権限を持つ。
Exchange UM 統合ユーティリティを実行すると、以下のタスクが実行されます。
- エンタープライズ VoIP ユーザーが使用する各自動応答番号とサブスクライバ アクセス番号の連絡先オブジェクトを作成します。
- エンタープライズ VoIP の各場所のプロファイル名が、対応する UM ダイヤル プランの電話コンテキストと一致するかどうかを検証します。
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Exchange UM 統合ユーティリティを実行する前に、「ステップ 1. Office Communications Server と連動するための Microsoft Exchange でのユニファイド メッセージングの構成」のステップに従って 1 つまたは複数の UM セッション開始プロトコル (SIP) ダイヤル プランを作成し、「ステップ 2. 場所のプロファイルの作成」のステップに従って各ダイヤル プランに対応する Communications Server の場所のプロファイルを作成しておく必要があります。 さらに、自動応答を作成し、サブスクライバ アクセス番号と自動応答番号がいずれも E.164 形式であることを確認する必要もあります。 |
Exchange UM 統合ユーティリティを実行するには
フロントエンド サーバーでコマンド プロンプトを開き、ocsumutil.exe が格納されている C:\ProgramFiles\Common Files\Microsoft Office Communications Server 2007 R2\Support\ に移動します。
OcsUMUtil.exe をダブルクリックします。
[データの読み込み] をクリックして、信頼できるすべての Exchange フォレストを探します。
[SIP ダイヤル プラン] ボックスの一覧で、連絡先オブジェクトを作成する UM SIP ダイヤル プランを選択し、[追加] をクリックします。
[連絡先] ボックスで、既定の組織単位をそのまま使用するか、または [参照] をクリックして [OU の選択] を開始します。[OU の選択] ボックスで、OU を選択して [OK] をクリックするか、または [新しい OU の作成] をクリックしてルートまたはドメイン内のその他の OU の下に新しい組織単位を作成し、[OK] をクリックします (たとえば、"OU=RTC Special Accounts,DC=fourthcoffee,DC=com")。
注: 選択または作成した OU の識別名 (DN) が [組織単位] ボックスに表示されます。 既定のダイヤル プラン名をそのまま使用するか、作成する連絡先オブジェクトのフレンドリ名を [名前] ボックスに入力します。
注: たとえば、サブスクライバ アクセス連絡先オブジェクトを作成する場合は、名前を単に「Subscriber Access」とすることもできます。 [SIP アドレス] ボックスで、既定の SIP アドレスをそのまま使用するか、別の SIP アドレスを入力します。
注: 別の SIP アドレスを入力する場合は、「SIP:」(コロンを含む "SIP:") で始める必要があります。 [サーバーまたはプール] ボックスの一覧で、連絡先オブジェクトを有効にする対象として Standard Edition サーバーまたはエンタープライズ プールを選択します。
注: プールの場合は、できれば、エンタープライズ VoIP と Exchange UM を有効にしたユーザーを展開するプールを選択します。 [電話番号] ボックスの一覧で、[電話番号の入力] または [Exchange UM からのこのパイロット番号を使用] をクリックし、電話番号を入力します。
[連絡先の種類] ボックスの一覧で作成する連絡先の種類を選択し、[OK] をクリックします。
ステップ 1. ~ 10. を繰り返し、必要に応じて、追加の連絡先オブジェクトを作成します。
注: 自動応答ごとに少なくとも 1 つの連絡先を作成してください。外部アクセスが必要な場合は、サブスクライバ アクセス連絡先が必要であり、DID (Direct Inward Dial) 番号を指定する必要があります。
連絡先オブジェクトが作成されていることを確認するには、Active Directory ユーザーとコンピュータを開き、オブジェクトを作成した OU を選択します。作成したオブジェクトが詳細ウィンドウに表示されます。