コマンド ライン テスト結果
実行可能プログラム MSTest.exe を使用すると、コマンド ラインからテストを実行できます。 MSTest.exe では、実行の概要がコマンド プロンプト ウィンドウに自動的に表示されます。
また、テスト結果がディスクに自動的に保存されます。 結果出力画面の [概要] セクションに、自動生成された結果ファイルの名前が表示されます。 たとえば、次のようになります。
Results file: D:\temp\test\TestProject3\TestProject3\TestResults\thisuser@ThisUser-32G 9_24_2012 1_27_37 PM.trx
必要に応じて、テスト結果を指定のファイルに明示的に保存できます。 また、Visual Studio クライアント セッションが Team Foundation Server に接続されている場合には、結果をチーム プロジェクト コレクションのデータベースに発行できます。 両方のオプションが下記の手順で説明されています。
注意
Visual Studio からのテスト データの発行については、「テスト結果を発行するためのコマンド ライン オプション」を参照してください。
コマンド ライン テストの結果を特定のファイルに保存するには
MSTest プログラムを使用して、テストを実行します。
/resultsfile:[file name] オプションを使用すると、テスト結果を保存するファイルの名前を指定できます。 たとえば、次のようになります。
MSTest /testmetadata:Bank.vsmdi /resultsfile:BanktestResults.trx
注意
テスト結果ファイルが正しく機能するには、.trx という拡張子が必要ですが、MSTest コマンドではこの拡張子は自動的には指定されません。そのため、このコマンドを実行する場合には、拡張子 .trx を含めることをお勧めします。
MSTest プログラムで使用できるオプションの詳細については、「MSTest.exe のコマンド ライン オプション」を参照してください。
コマンド ライン テストの結果をチーム プロジェクト コレクションのデータベースに発行するには
MSTest プログラムを使用して、テストを実行します。
注意
Team Foundation Server に接続され、チーム エクスプローラー がインストールされている場合のみ、テスト結果をチーム プロジェクト コレクションのデータベースに発行できます。Team Foundation Server への接続方法の詳細については、「Team Foundation Server 上のチーム プロジェクトへの接続」を参照してください。
いくつかのコマンド ライン オプションは、テスト結果の発行に関連しています。 どのテスト結果を発行するかによって、それらを組み合わせて使用します。 5 つの必須オプションは、/publish、/publishbuild、/teamproject、/platform、および /flavor です。 省略可能なオプションは、/publishresultsfile です。
現在のテスト結果を発行する。 テストを実行し、その結果をすぐに発行するには、実行するテストを指定するオプションおよび発行に必要なオプションを使用します。 たとえば、次のようになります。
MSTest /testcontainer:test.dll /publish:http://ourtfsmachine:8080 /teamproject:ProjectName /publishbuild:BuildNumber01 /platform:AnyCpu /flavor:Release
以前のテスト結果を発行する。 以前に実行されたテストの結果を発行するには、テストを実行しないため、/testcontainer: および /testmetadata: など、実行するテストを指定するすべてのコマンド ライン オプションを省略します。 たとえば、次のようになります。
MSTest /publishresultsfile:testResult.trx /publish:http://ourtfsmachine:8080 /teamproject:ProjectName /publishbuild:BuildNumber01 /platform:AnyCpu /flavor:Release
これらのオプションの使用方法の詳細については、「MSTest.exe のコマンド ライン オプション」を参照してください。
参照
処理手順
MSTest を使用したコマンド ラインからの自動テストの実行