ファイル比較ツールを使用したファイルの種類の関連付け
発行: 2016年4月
Visual Studio に統合されている既定のファイル比較ツール比較である差分ウィンドウを使用して、テキスト ファイルを比較できます。 ただし、指定するファイルの種類用に、使用するファイル比較ツールを有効にします。 比較する 2 つのファイルの完全パスをコマンド ライン引数としてサポートする、任意の比較ツールを使用できます。
必要なアクセス許可
この手順を実行するには、Visual Studio がインストールされているコンピューターの Administrators または Users セキュリティ グループのメンバーである必要があります。 詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可の参照」を参照してください。
ファイルの種類をサードパーティの比較ツールに関連付けるには
次のいずれかの操作を実行します。
Visual Studio のメニュー バーで [ツール]、[オプション] の順に選択します。
[オプション] ダイアログ ボックスで、[ソース管理] を展開し、[Visual Studio Team Foundation Server] を選択して、[ユーザー ツールの構成] を選択します。
または
Windows の [スタート] メニューで [すべてのプログラム]、[Microsoft Visual Studio 2012]、[Visual Studio ツール]、[開発者コマンド プロンプト] の順に選択します。
「tf diff /configure」と入力します。
[ユーザー ツールの構成] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。
[ツールの構成] ダイアログ ボックスが表示されます。
[拡張子] ボックスで、ツールに関連付ける拡張子 (.cpp など) を指定します。
ヒント
ファイルのすべての型をツールに関連付ける場合は、.* と指定します。
[操作] ボックスで、[比較] をクリックします。
[コマンド] ボックスにツールのパスと名前を入力するか、または省略記号 (…) をクリックして場所を探して指定します。 結果は次の例のようになります。
C:\Program Files\OtherDiff\otherdiff.exe
[引数] ボックスに、ツールに必要な引数をすべて入力します。
%1: ソース ファイルへのパス。
%2: ターゲット ファイルのパス。
%5: Difference コマンドの /option オプションを使用してユーザーが指定したオプション。 詳細については、「Difference Command」を参照してください。
%6: ソース ファイルのラベル ("表示名")。
%7: 対象ファイルのラベル ("表示名")。
ヒント
よく使用される外部ツールとそれらのツールで必要な引数の詳細については、Microsoft Web サイトの「diff/merge configuration in Team Foundation - common Command and Argument values (Team Foundation の比較とマージ - 一般的なコマンドと引数値)」ページを参照してください。
引数を区切るには空白を使用します。
たとえば、2 つのファイルを比較するには次の構文を指定します。
%1 %2
空白または引用符をツールに渡すには引用符を使用します。
引数に空白が 1 つ以上含まれる場合は、引数を引用符 ("") で囲む必要があります。 1 つの引数に引用符が 1 つ以上含まれる場合は、その引数に含まれるすべての引用符の直後にもう 1 つ引用符を追加する必要があります。 たとえば、次の引数を指定できます。
"This "" embeds a double quote"
ラベル ("表示名") をツールに渡します。
使用するツールが c:\workspace\test\MyWindow.xaml.cs;C5 (server) 4/26/2010 1:32 PM などのラベル ("表示名") の表示をサポートしている場合は、%6 および %7 のトークンを含めてラベル値をツールに渡すことができます。 トークンを指定しないと、ツールは一時ファイルの名前を表示しますが、一時ファイルの名前は読みにくいことがあります。
たとえば、ラベルを表示するには次の構文を指定します。
%1 /title1=%6 %2 /title2=%7
注意
この機能は、バージョン コントロールのラベルとは関係がなく、「ラベルを使用したファイルのスナップショット取得」で説明されているバージョン コントロールの特定バージョンの項目に適用されます。
[ツールの構成] ダイアログ ボックスの [OK] をクリックします。
ファイルをさらに指定する場合は手順 4 ~ 9 を繰り返します。
[ユーザー ツールの構成] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。