シリアル化フォーマッタ
シリアル化とは、オブジェクトを取得し、その状態情報を格納または転送できる形式に変換するプロセスです。シリアル化の基本的な考え方は、オブジェクトが一時ストレージ (メモリ ストリームまたはネットワーク ストリーム) または永続ストレージに、通常はそのメンバ変数で示される現在の状態を書き込むというものです。シリアル化されたオブジェクトは、後でストレージからそのオブジェクトのステータスを読み込む、つまり逆シリアル化することで再生成できます。シリアル化では、オブジェクトをシリアル化するときに使用されるオブジェクト ポインタおよび循環オブジェクト参照のすべての詳細が処理されます。
シリアル化されたストリームは、XML、SOAP、またはコンパクトなバイナリ表現を使用してエンコードされる場合があります。この形式は、使用する Formatter オブジェクトによって決まります。フォーマッタは実際にはチャネルのプラグイン可能なコンポーネントで、リモート処理で提供される標準の XML またはバイナリ フォーマッタの代わりにカスタム フォーマッタをプラグインできます。プラグイン可能なフォーマッタによって、開発者はオブジェクトを提供されている 2 種類の形式 (バイナリまたは SOAP) でシリアル化したり、独自の形式を作成したりできます。
詳細については、「シンクとシンク チェーン」を参照してください。