カスタムのホストされたコントロールの拡張診断ログを構成する
Unified Service Desk では、クライアント アプリケーションの操作上のイベントとエラーをログファイルに記録するように診断ログを構成できます。このログファイルは、後でパフォーマンスの問題やエラーの識別とトラブルシューティングに使用できます。 診断レコードに関する詳細については、「TechNet: Configure client diagnostic logging in Unified Service Desk」を参照してください。
Unified Service Desk 2.2.1 リリースでは、エラーが発生したソース (ホストされたコントロール名、ホストされたコントロールの種類、セッション ID) やスタックトレースに関するエラーの詳細情報など、定義済みのホストされたコントロールの種類に関する診断ログが強化されました。 豊富な診断情報により、Unified Service Desk の問題の迅速な特定とトラブルシューティングが大幅に改善されます。
カスタム コントロールコードの LogException Method を使用することで、例外に関する豊富な情報を提供して (発生した場合) カスタム コントロール用に事前定義されたホステッド コントロールで利用可能な同様の拡張診断ログ機能を活用できます。これにより、その問題がカスタム コードや Unified Service Desk の他の制御によって引き起こされた場合に識別しやすくなります。
LogException Method はオーバーロードされ、内部で DynamicsLogger を使用して、カスタムコントロールの例外に関する豊富な診断情報を提供します。 このメソッドを使用するには、次の 2 つの署名のいずれかを使用します:
例外オブジェクトとトレースの原因となったイベントの種類を渡します (オプション)。 イベントの種類を指定しない場合、既定では Error トレースイベントの種類が渡されます:
LogException(Exception ex, TraceEventType eventType = TraceEventType.Error);
カスタム エラーメッセージ、トレースの原因となったイベントの種類、および例外オブジェクトの文字列値を渡します。
LogException(string errorMessage, TraceEventType eventType, Exception ex);
LogException Method の使用による診断情報の例を示します。ここでは、ソースに関する詳細情報 (セッション ID、ホストされているコントロールの名前と種類) と例外の詳細がログに記録されます。
Exception raised in : Session ID : d14893b0-6859-4827-9ddc-949d3fd36854 - Application : DemoControl - USD Component Type : USDHostedControl - Hosting Type : USD Hosted Control - Display Group : MainPanel -
Exception details:
Source: DemoControl
Target: Void ThrowAndLogException_Click(System.Object, System.Windows.RoutedEventArgs)
Exception: SampleLogException
StackTrace: at DemoControl.USDControl.ThrowAndLogException_Click(Object sender, RoutedEventArgs e
関連項目
TechNet: Unified Service Desk でのクライアント診断ログの構成
Unified Service Desk のホストされたコントロール
チュートリアル: Unified Service Desk のカスタムのホストされたコントロールの作成
Unified Service Desk 2.0
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