エージェント アプリケーションの多言語サポートの追加
公開日: 2016年11月
対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2013、Dynamics CRM 2015、Dynamics CRM 2016
Unified Service Desk では、コントロール インターフェイス用にローカライズされた文字列をバンドルして、ユーザーのコンピューターのロケール設定に基づいた言語で文字列を表示することができます。 多言語サポートは、多言語シナリオをサポートしない 顧客ケア アクセラレータ を通じて表示されるコンポーネント以外の、すべてのコンポーネントで利用できます。 これには、ホストされたコントロールのタブ名が含まれます。
コンポーネントのローカライズされたリソースを得るには、次の操作を行います。
最初に、ASP.NETresx 書式設定を使用して、XML ファイルを作成します。 この形式の例を次に示します。
<root> <data name="Welcome"> <value>My Translated Welcome</value> </data> </root>
翻訳を提供する各用語を、名前と値の子を持つデータ要素に、翻訳とともに含める必要があります。
ファイル名に言語識別子を付けて、ファイルを保存します。 たとえば、スペイン語のリソースの場合は、「TranslationResource.es.xml」という名前でファイルを保存できます。
そのファイルを Web リソースとして Microsoft Dynamics 365 にアップロードします。 Web リソースに名前を付けて、そのリソース内の文字列リソースの言語を識別できるようにします。
Microsoft Dynamics 365 にサインインします。
設定 > カスタマイズの順に移動します (アクセス方法)。
[システムのカスタマイズ] をクリックして、Web リソースを既定のソリューションに追加します。
[既定のソリューション] ページで、[Web リソース] をクリックし、次に [新規] をクリックします。
新しい Web リソース ページで、Web リソースの名前を指定し、[データ (XML)] を型として、[英語] を言語として選択し、その後、.xml ファイルを選択します。
Web リソースを保存して発行します。
言語リソース ファイルの Web リソースを公開した後、[グローバル マネージャー] にホストされたコントロールに Web リソースを追加します。
ナビゲーション バーで、[設定] > [Unified Service Desk] > [ホストされたコントロール] を選択します。
[名前] 列の下にある [Dynamics 365 グローバル マネージャー] をクリックするか、またはレコードを選択し、コマンド バーの [編集] をクリックします。
注意
[Dynamics 365 グローバル マネージャー] は、Unified Service Desk の既定の、[グローバル マネージャー] にホストされたコントロールの種類の名前です。 グローバル マネージャーにホストされたコントロールに別の名前が付いている場合は、その名前を代わりに選択します。
[Dynamics 365 グローバル マネージャー] ページの [言語サービス] 領域の下で、[+] をクリックして、言語モジュールのレコードを追加します。
[新しい言語モジュール] のページで、名前、LCID、および翻訳ファイルが含まれている Web リソースの名前を指定します。
LCID には、このリソースが表す言語を示す値を設定する必要があります。ロケール ID の一覧の表示。
重要
言語サービスを使用する場合、基本の Dynamics 365 の言語の言語サービスを必ず設定する必要があります。 この例では、英語の言語サービスも追加します。Unified Service Desk 言語サービスに翻訳ファイルがない、Dynamics 365 の言語パックをだれかが使用する場合は、基本言語の翻訳ファイルが必ず使用されます。
保存 をクリックします。
翻訳済みのテキストの使用
翻訳済みのテキストを使用するには、次の例に示すように、置換パラメーターを使用してエントリを参照します。
[[$Resources.Welcome]]
これは、置換パラメーターを使用するところでどこでも使用できます。また、翻訳ファイルには他の置換パラメーターも含めることができます。 最初に言語の翻訳に置き換えてから、他の置換パラメーターが適用されます。 これらは、ボタンの名前に、エージェント スクリプトのテキストに、または置換パラメーターを使用できるあらゆる場所で使用できます。
関連項目
Unified Service Desk 2.0
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