非同期ジョブ実行の定期的なパターン
公開日: 2017年1月
対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2016、Dynamics CRM Online
非同期システム操作は 1 回実行することも、繰り返しルールを使用して定期的に実行することも可能です。 繰り返しルールを指定するには、AsyncOperation.RecurrencePattern 属性を使用します。 このプロパティは、一括削除や重複データの一括検出など、非同期ジョブを送信する IOrganizationService メッセージの要求クラスに含まれています。 また、AsyncOperation (システム ジョブ) エンティティなどの非同期操作を表すエンティティにも含まれます。
次の形式を使用して、AsyncOperation.RecurrencePattern 属性を設定します。
定期的なパターン |
ジョブ実行の頻度 |
---|---|
"FREQ=MONTHLY;" |
1 か月に 1 回 |
"FREQ=WEEKLY;" |
1 週間に 1 回 |
FREQ=DAILY;" |
1 日に 1 回 |
"FREQ=HOURLY;" |
1 時間に 1 回 |
注意
繰り返しルールの完全な形式については、RFC2445 Internet standard (Internet Calendaring and Scheduling Core Object Specification) を参照してください。
繰り返しルールをどのくらいの頻度で繰り返すかを指定するには、ルールの INTERVAL 部分を使用します。 たとえば、3 日ごとにジョブを実行するには、"FREQ=DAILY;INTERVAL=3;" という形式で指定します。 この繰り返しルールの INTERVAL 部分は省略できます。INTERVAL を指定しない場合は、1 が設定されます。
繰り返しなしの非同期ジョブを実行するには、このプロパティを、AsyncOperation.RecurrencePattern プロパティ プログラミング リファレンスの特定のメッセージ要求クラスまたはエンティティに関するトピックで指定されている値に設定します。
ジョブ実行の開始時間を指定するには、メッセージ要求クラス、または非同期操作を表すレコードの AsyncOperation.RecurrenceStartTime プロパティまたは StartDateTime プロパティを使用します。 プロパティが設定されていない場合、開始時間は、DateTime.Now プロパティに含まれている値に設定されます。
関連項目
RecurrencePattern
StartDateTime
RecurrencePattern
RecurrenceStartTime
データの一括削除
AsyncOperation (システム ジョブ) エンティティ
Microsoft Dynamics 365 での非同期サービス
非同期操作でサポートされているエンティティ
Microsoft Dynamics 365
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