定期的な予約の更新
公開日: 2017年1月
対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2016、Dynamics CRM Online
定期的な予定の系列全体、または 1 つのインスタンスを更新できます。
定期的な予定の系列を更新する
RecurringAppointmentMaster エンティティに対して IOrganizationService.Update メソッドまたは UpdateRequest メッセージを使用することにより、定期的な予定の系列を更新できます。 基本情報または繰り返し情報を更新できます。
基本情報の更新
件名、場所、出席者など、定期的な予定の系列の基本情報を更新すると、同じ属性に対して例外を持つインスタンスを除き、定期的な予定の系列のすべてのインスタンスが更新されます。
繰り返し情報の更新
パターンや範囲など、定期的な予定の系列の繰り返し情報を更新すると、以下の処理が行われます。
元の系列と同じ情報を持つ新しい系列が、新しい RecurringAppointmentMaster.ActivityId で作成されます。新しい系列の RecurringAppointmentMaster.EffectiveEndDate 属性の日付は、元の系列で最後に発生した過去のインスタンスに設定されます。 元の系列の将来のインスタンスはすべて削除されます。 このようにして、元の系列が終了されます。過去のインスタンスの履歴は新しい系列に保存され、システム内に保持されます。
新しい情報を使用して、新しい系列の将来のインスタンスが実効開始日 (RecurringAppointmentMaster.EffectiveStartDate) から作成されます。
また、元の系列と新しい系列の RecurringAppointmentMaster.GroupId 属性は、同じ値に設定されます。 これは、定期的な予定の系列の繰り返し情報を更新すると常に、作成された新しい系列のすべてが、RecurringAppointmentMaster.GroupId 属性に対して、更新された定期的な予定の系列と同じ値を持つことを意味します。ただし、予定の系列はそれぞれ一意の系列 ID を持ちます。
注意
将来発生する予定になっているすべてのインスタンスを持つ定期的な予定の系列の繰り返し情報を更新すると、すべてのインスタンスが削除され、新しい繰り返し情報を使用して、新しいインスタンスが作成または展開されます。
定期的な予定の系列を更新するためのサンプル コードは、「サンプル: 定期的な予定の再スケジュールおよび取り消し」を参照してください。
定期的な予定インスタンスの更新
定期的な予定レコードは予定オブジェクトとして保存されるため、Appointment エンティティに対して IOrganizationService.Update メソッドを使用して、定期的な予定インスタンスを更新できます。 定期的な予定インスタンスを更新すると、そのインスタンスは定期的な予定の系列の例外としてマークされます。詳細:定期的な予定の例外の作成
Appointment エンティティに対して CreateExceptionRequest クラスを使用して、定期的な予定インスタンスを更新することもできます。
ヒント
定期的な予定インスタンスは、Appointment.InstanceTypeCode 属性を使用して識別できます。この属性は値 "2" (定期的なインスタンス) を持ちます。詳細:Appointment エンティティのメッセージとメソッド
関連項目
定期的な予定エンティティ
定期的な予定の系列またはインスタンスの削除または終了
サンプル: 定期的な予定を作成、取得、更新、および削除する
サンプル: 定期的な予定の再スケジュールおよび取り消し
Microsoft Dynamics 365
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