売上税コードの設定および使用
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012
売上税の対象となるトランザクションは、売上税グループと品目売上税グループの両方に関連付ける必要があります。売上税は売上税グループと品目売上税グループの両方に含まれる売上税コードについてのみ計算されます。
一般会計 >設定 >売上税 >売上税コード をクリックします。
売上税コードを作成します。詳細については、「さまざまな種類の売上税コードの作成」を参照してください。
オプション: 自分の法人が米国で事業を行う場合、売上税コードに加えて地方税務署を設定し、売上税グループに地方税務署を関連付けます。売上税コードは、地方税務署を通じて売上税グループに関連付けられます。
オプション: Web サービスで売上税情報を受け取ったら、Microsoft Dynamics Ax の売上税コードに仕入先によって使用される売上税コードをマップします。詳細については、「売上税コード (フォーム)」を参照してください。
一般会計 >設定 >売上税 >売上税グループ をクリックします。 売上税コードを売上税グループに追加します。詳細については、「売上税グループの設定と使用」を参照してください。
売上税グループを各顧客および仕入先口座と、顧客や仕入先口座を伴わない購買トランザクションや販売トランザクションが転記される主勘定に関連付けます。詳細については、「顧客または仕入先の既定の税プロファイルの設定」を参照してください。
一般会計 >設定 >売上税 >品目売上税グループ をクリックします。 売上税コードを品目売上税グループに追加します。詳細については、「品目売上税グループの作成」を参照してください。
品目と勘定科目に既定の品目売上税グループを追加します。
各品目に発注書と販売注文の既定の品目売上税グループを追加します。詳細については、「品目に対する既定の品目売上税グループの設定」を参照してください。
在庫品目を伴わない購買トランザクションや販売トランザクションが転記される勘定科目に、既定の品目売上税グループを追加します。詳細については、「主勘定に対する既定の品目売上税グループの設定」を参照してください。
これで、品目や勘定科目を入力すると、すべての販売注文、発注書、および仕訳明細行で適切な品目売上税コードが既定の売上税コードとして表示されるようになります。
例 : 売上税の計算
品目 BATTERY および品目 WIDGET に対する顧客 ABC への販売注文を準備します。
顧客 ABC では売上税グループ STX を使用しています。この売上税グループには、売上税コード VAT、BAT、ALC、および CHO が含まれています。
品目 BATTERY は品目売上税グループ BAT を使用しています。この品目売上税グループには、売上税コード VAT、EU25、および BAT が含まれています。
品目 WIDGET は品目売上税グループ ALC を使用しています。この品目売上税グループには、売上税コード VAT、EU25、および ALC が含まれています。
売上税グループ STX (顧客口座に選択されている) に追加されている売上税コードと、各品目に適用される品目売上税グループに含まれている売上税コードに基づいて、各品目明細行に対して売上税が計算されます。
BATTERY トランザクションの売上税は、売上税コード VAT および BAT に従って計算されます。
WIDGET トランザクションの売上税は、売上税コード VAT および ALC に従って計算されます。