勘定科目表に対して詳細な勘定構造および会計基準を作成
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012
勘定の組み合わせの一部であっても、勘定構造には含まない追加の財務分析コードを指定する、詳細ルールを作成できます。
詳細ルール構造には、組織で追跡する情報は含んでいても勘定構造の一部ではない財務分析コードを、1 つまたは複数含めることができます。個々の詳細ルールは、特定の勘定構造に関連付けられており、1 つまたは複数の詳細ルール構造で構成することができます。
詳細なルール構造の作成
一般会計 >設定 >勘定科目表 >詳細なルール構造 をクリックします。
[新規] をクリックし、詳細ルール構造の ID と説明を入力して [OK] をクリックします。
基準を追加するには、[区分の追加] ボタンをクリックし、基準の作成に適切なオプションを選択します。基準は、下にスクロールしないとすべて表示されない場合があります。詳細については、このトピックで後述する例を参照してください。
[有効化] をクリックしてフォームを閉じます。
詳細ルール構造に割り当てる詳細ルールを作成するには、次の手順を最後まで実行します。
詳細なルールの作成
一般会計 >設定 >勘定科目表 >勘定構造のコンフィギュレーション をクリックします。
詳細ルールを適用する勘定構造を選択します。
[アクション ウィンドウ] の[設定] グループで、[詳細ルール] をクリックします。
[新規] をクリックします。
注意
勘定構造の詳細ルールを追加または変更するには、勘定構造を [下書き] ステータスにする必要があります。勘定構造のステータスが [有効] な場合、新しい詳細ルールの作成や既存の詳細ルールの変更を行うと、メッセージが表示されます。[詳細ルールの編集] をクリックし、勘定構造のステータスを [有効] から [下書き] に変更します。
詳細ルールの ID および名前を入力し、 [OK] をクリックします。
基準を追加するには、[フィルターの追加] ボタンをクリックし、基準の作成に適切なオプションを選択します。基準は、下にスクロールしないとすべて表示されない場合があります。
"詳細なルール構造"クイックタブで、[追加] をクリックします。詳細ルールの使用時に使用する詳細ルール構造を選択します。
有効な詳細ルール構造のみが表示されます。
詳細ルールを有効にするには、"勘定構造のコンフィギュレーション" フォームのアクション ウィンドウで、[有効化] をクリックして勘定構造を有効にする必要があります。
例
車両管理主勘定の一部として、所有する車両のライセンス番号を、法人で追跡するとします。ただし、これらの車両は 1 種類の部門のみが使用します。したがって、法人では、すべての部門に対してその情報を入力する必要はありません。ライセンス番号の情報を追跡する詳細ルール構造を設定し、その部門専用の構造を使用する詳細ルールを設定できます。
法人車両のライセンス番号を追跡するには、次の詳細ルール構造を作成します。
詳細なルール構造 = ライセンス番号
詳細ルール構造を使用するタイミングを決めるには、次の詳細ルールを作成します。
場所 部門 は 出荷
詳細ルールの使用中に使用する [ライセンス番号] 詳細ルール構造を追加します。
"勘定構造のコンフィギュレーション" フォームの勘定構造を有効にします。