マスタ プランでの追跡の使用について
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2
すべてのマスタ プラン実行の原因に関する情報、または特定の計画オーダーの展開に関する情報を表示する場合は、マスタ プランの追跡を有効にできます。すべてのマスタ プランの実行に追跡を使用する前に、Windows のパフォーマンス モニターのデータ コレクター セットを設定する必要があります。詳細については、「マスタ プランの追跡を設定する」を参照してください。
以下は、追跡情報の使用方法の例です。
サプライ チェーンおよび在庫引当を最適化する、計画オーダーのアクション間の関係を表示します。
既に承認された注文との関係を表示します。自動的に確定する派生要求を絞り込み、より正確にオーダーの優先順位付けをします。
計画のパラメーターが最適であるかどうか、プランの結果をシミュレーションします。
注文の生産日付、量、および優先順位などの情報を決定した方法を確認します。
特定の計画オーダーのログ情報の表示
選択した計画オーダーの将来およびアクションに関する詳細を表示できます。[展開] フォームの、上部ウィンドウの [説明] タブで、追跡情報を使用できます。追跡は、計画オーダーを展開するときに発生します。計画オーダーの追跡を開始するには、[更新] をクリックし、[トレースの有効化] チェック ボックスをオンにします。
特定の情報のログを検索するには [テキストの検索] フィールドを使用できます。検索結果はツリーで強調表示されます。
すべてのマスタ プラン実行のログ情報の表示
追跡を有効にした場合、すべてのマスタ プランの実行に関する詳細が Windows のイベント ビューアで使用できます。追跡の情報は、検索可能な .etl ログ ファイルに記録されます。イベント ビューアーで、[保存されたログ] ノードを展開し、適切なログ ファイルを選択します。表示するイベントを選択します。情報が、下部ウィンドウの [全般] と [詳細] タブに表示されます。
イベント ID 107 (ReqExplanation) および 108 (ReqExplanationDetails) は Microsoft Dynamics Ax の追跡機能に固有です。イベント ID 108 は、マスタ プランの実行に関する完全な詳細を提供します。