ドメイン サービス ウィザードの使用
[新しいドメイン サービス クラスの追加] ダイアログ ボックスは、Entity Framework や LINQ to SQL などのデータ アクセス層 (DAL) からサーバー プロジェクトにデータを公開するための DomainService オブジェクトを追加するために使用します。
[新しいドメイン サービス クラスの追加] ダイアログ ボックスにアクセスするには、ソリューション エクスプローラーでサーバー プロジェクトを右クリックして [追加] をポイントし、[新しい項目] をクリックして、[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスを表示します。
ダイアログ ボックスの [インストールされているテンプレート] ペインの [Web] カテゴリから、[ドメイン サービス クラス] を選択し、[追加] をクリックすると、新しいドメイン サービス クラスの追加ウィザードが表示されます。
AdventureWorksLT2008 データベースでこのダイアログ ボックスを使用するシナリオについては、「チュートリアル: RIA Services ソリューションの作成」を参照してください。
UI 要素
ここでは、このダイアログ ボックスに含まれる要素について説明します。
- ドメイン サービス クラス名
DomainService クラスのインスタンスに名前を付けます。これは読み取り専用プロパティのため、ここで名前を変更することはできません。
- クライアント アクセスを有効にする
DomainService をクライアントに公開する場合にオンにします。既定では、このチェック ボックスはオンになっています。このチェック ボックスをオンにすると、RIA サービス によって、ドメイン サービスのドメイン コンテキスト、およびクライアントに格納されるエンティティが生成されます。
- OData エンドポイントを公開する
サービスが OData プロトコルを使用して追加のエンドポイントを公開するようにする場合にオンにします。これにより、OData エンドポイントが web.config ファイルの <domainServices> セクションに追加され、OData 経由で公開するパラメーターなしのクエリ メソッドが既定になるようにマークされます。これにより、ドメイン サービスが OData フィードとして公開されます。
- 使用できる DataContext/Objectcontext クラス
Entity Framework や LINQ to SQL などの DAL を選択する場合に使用します。LINQ to SQL オプションを使用できるのは、RIA サービス Toolkit がインストールされている場合のみです。ドメイン サービス クラスから DAL アクセスをカスタマイズする場合は、[<空のドメイン サービス クラス>] を選択することもできます。POCO 定義エンティティでのこのオプションの使用の詳細については、「方法: POCO 定義のエンティティを使用するドメイン サービスを作成する」を参照してください。
- エンティティ
このチェック リストを使用して、ドメイン サービスがクライアントに対して使用可能にするデータ ソースからエンティティを選択します。
- 編集を有効にする
関連するチェック ボックスをオンにして、選択されたエンティティのうち編集可能なエンティティを示します。このチェック ボックスをオンにすると、選択したエンティティの CUD (作成、更新、および削除) メソッドが生成されます。
- メタデータ用の関連クラスを生成する
一覧に表示されている、選択したモデルのプロパティがすべて含まれる部分クラスを生成する場合はオンにします。そうすると、ユーザーはこれらのプロパティに検証属性や表示属性を適用できます。