タイプ ライブラリを相互運用機能アセンブリにインポートするための属性
.NET Framework の COM 相互運用性機構には、4 つのカスタム タイプ ライブラリ属性があり、タイプ ライブラリ インポーター (Tlimp.exe) を使用してタイプ ライブラリを相互運用機能アセンブリにインポートする操作を制御します。 これらのカスタム属性を使用すると、タイプ ライブラリとプライマリ相互運用機能アセンブリの同期を維持できます。 またこれらの属性により、インターフェイス定義を変更することなく、Microsoft Visual Basic バージョン 5.0 と 6.0 の機能と下位互換性が実現されます。
メモ |
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インターフェイス定義言語 (IDL) ファイル内の定義を変更できない場合だけ、これらのカスタム属性を使用します。このようなときには、可能な場合は、カスタム属性を使用するのではなく、IDL 内で修復することを優先してください。 |
これらのカスタム属性を使用すると、次の操作を実行できます。
custom(B64784EB-D8D4-4d9b-9ACD-0E30806426F7,"") を使用し、インターフェイスに IEnumerable を実装します。 例については、「IEnumerable を実装するためのカスタム属性の適用」を参照してください。
custom(CD2BC5C9-F452-4326-B714-F9C539D4DA58, 0), id(2), helpstring("method method1") を使用して、インターフェイスの直前のディスパッチ識別子 (DISPID) を上書きします。 例については、「既定の COM ディスパッチ識別子 (DISPID) を上書きするためのカスタム属性の適用」を参照してください。
custom(2941ff83-88d8-4f73-b6a9-bdf8712d000d, ""), id(6) を使用し、タイプ ライブラリのシグネチャを変更せずにメソッドを propget としてタグを付けます。 例については、「カスタム属性を適用したアンマネージ COM の Get/Set プロパティのタグ付け」を参照してください。
custom(29533527-3683-4364-abc0-db1add822fa2, ""), id(7) を使用し、タイプ ライブラリのシグネチャを変更せずにメソッドを propput としてタグを付けます。 例については、「カスタム属性を適用したアンマネージ COM の Get/Set プロパティのタグ付け」を参照してください。
参照
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概念
既定の COM ディスパッチ識別子 (DISPID) を上書きするためのカスタム属性の適用