ms:utc 関数
日付/時刻関連の値を、世界協定時刻と、並べ替えおよび辞書順比較が可能な固定 (正規化) 表現に変換します。
string ms:utc(string)
解説
この関数は、timeInstant、time、date、yearMonth、year、monthDay、day、month などの time インスタンスのみを扱います。 utc()
関数は、timeDuration またはその派生型などの経過時間は扱いません。 文字列以外の引数を指定すると、この関数は、あらかじめ string 関数が適用されているのと同じように動作します。 この関数は、XSD 情報の有無に依存しません。 文字列が有効な XSD 日付/時刻関連形式として解釈できない場合は、空の文字列が返されます。 日付/時刻値の規則を次に示します。
文字列は、時刻関連の XSD 形式として解釈され、次の形式に変換されます。
YYYY-MM-DD T HH:NN:SS.III
それぞれ、次の値を表します。
文字 表す値 YYYY
4 桁の年 (たとえば、2001)。
MM
月の番号 (たとえば、1 月の場合は 01 になります)。
DDD
日付。 3 桁を使って特定の日付を示します (たとえば、"2001-04-123" の 123 は 2001 年の 123 日目を示します)。
HH
2 桁の時間 (たとえば、"00-23")。
SS
秒 (たとえば、"00-59")。
III
ミリ秒 (たとえば、"000-999")。 ミリ秒が指定されていない場合は、ミリ秒に相当するダッシュが右側から切り捨てられます。
負の timeInstance、期間、無効なグレゴリオ暦日付、および以下の文字列の制約のセクションで説明しているその他の条件では正しい比較ができないため、負の時刻や 9999 を超える年を指定すると、
utc()
関数は空の文字列を返します。反復を示すフィールドは、反復と同じ数の "-" 文字に置き換えられます。
指定されていないフィールドは、"-" 文字に置き換えられます。
文字列比較の制約 :
- 辞書順比較は、AC と BC (紀元前) が混在する日付のセットには対応していません。BC の日付は逆順になります。 辞書順比較は、9999 年以降の年には対応していません。