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ノード型のテスト

要素ノード以外の (または要素ノードに加えて) ノード型を選択するには、ノード型のテストを使用します。 ノード型のテストを使用する効果は、特定の軸のプリンシパル ノード型を上書きすることです。 たとえば、descendant::text() は、子孫軸のプリンシパル ノード型が要素でも、コンテキスト ノードから子孫のテキスト ノードをすべて検索します。

次の表に示すとおり、ノード型のテストには 4 種類が使用可能です。

ノード型 戻り値

comment()

コメント ノードの場合 True です。

following::comment() は、コンテキスト ノードより後にあるコメント ノードをすべて選択します。

node()

任意のタイプのノードで True です。

preceding::node() は、コンテキスト ノードより前にあるノードをすべて選択します。

processing-instruction()

処理命令ノードの場合 True です。

self::processing instruction() は、コンテキスト ノード内の処理命令ノードをすべて選択します。

text()

テキスト ノードの場合 True です。

child::text() は、コンテキスト ノードの子であるテキスト ノードを選択します。

ms256176.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
processing-instruction() テストはリテラルの引数を持つことができます。この場合、そのリテラルの値に等しい名前を持つ任意の処理命令について True です。詳細については「ターゲット指定の処理命令のテスト」を参照してください。

ノード型のテストの最後のかっこ () は必須です。 かっこの存在により、ソース ドキュメントに comment、text、processing-instruction、または node という名前のノードがある場合に発生する可能性のある問題をすべて除去できます。 XPath アップリケーションが二重のかっこを検出した場合、そのアプリケーションは、これがノード型のテストであり、これらの名前によるノードの名前テストではないことがわかります。 同様に、ノード型のテストは XPath 関数ではありません。XPath 関数への参照も空や空でないかっこを含みます。

参照

リファレンス

ノードのテスト
名前のテスト
ターゲット指定の処理命令のテスト