xhtmlConformance 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
XHTML 1.0 に準拠したコントロールのレンダリングを構成します。
<xhtmlConformance mode="Transitional|Legacy|Strict"/>
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 |
説明 |
---|---|
mode |
オプションの String 属性です。ASP.NET アプリケーションの XHTML レンダリング モードを指定します。 このモードには、次の表のリストのうちいずれかの値を設定できます。 既定値は Transitional (XHTML 1.0 Transitional) です。
Value Description
Transitional XHTML 1.0 Transitional
Strict XHTML 1.0 Strict 準拠
Legacy バージョン 1.1 のレンダリング動作に準拠するために行われたレンダリングの変更の一部を元に戻します。
|
子要素
なし。
親要素
要素 |
説明 |
---|---|
configuration |
共通言語ランタイムおよび .NET Framework ベースのアプリケーションで使用されるすべての構成ファイルで必要なルート要素です。 |
system.web |
構成ファイル内に含まれる ASP.NET の構成設定のルート要素を指定します。 ASP.NET Web アプリケーションを設定し、アプリケーションの動作方法を制御する構成要素を格納します。 |
解説
この設定は、Web.config ファイル内の pages 要素の controlRenderingCompatibilityVersion 属性が 3.5 に設定されている場合、または Web サイトが ASP.NET 3.5 以前のバージョンを対象としている場合にのみ有効です (特定のバージョンの ASP.NET を対象とする方法については、「ASP.NET Web プロジェクト用の .NET Framework のマルチ ターゲット機能」を参照してください)。 それ以外の場合、ASP.NET でレンダリングされる HTML は、xhtmlConformance 設定が Strict に設定されている場合と同様になり、実際の xhtmlConformance 設定には影響されません。
controlRenderingCompatibilityVersion 属性が 3.5 に設定されているか、Web サイトが ASP.NET 3.5 以前のバージョンを対象としている場合、既定の xhtmlConformance モードは Transitional です。 ただし、ASP.NET で XHTML マークアップをレンダリングしない場合があります。 これは、XHTML では通常禁止されている要素や属性に依存する既存のページがある場合に当てはまります。 このような場合は、xhtmlConformance モードを Legacy に設定できます。
メモ |
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Legacy モードは、すべての HTML のレンダリングを ASP.NET 1.1 で行われていた方法に変更するわけではありません。既存のアプリケーションを停止させる可能性のあるレンダリングの変更だけが、旧バージョンの動作に戻されます。XHTML の仕様に準拠させるために行われたすべての変更を元に戻す機構はありません。 |
既定の構成
次の既定の xhtmlConformance 要素は、マシン構成ファイルやルートの Web.config ファイルでは明示的に構成されていませんが、.NET Framework 3.5 以前のバージョンを対象とするアプリケーションによって返される既定の構成です。
<xhtmlConformance mode="Transitional"/>
使用例
レンダリング モードを切り替えて、XHTML 1.0 Strict 標準に準拠させるコード例を次に示します。 発生する主な変更として、<form> タグに name 属性がレンダリングされなくなります。
<xhtmlConformance mode="Strict"/>
要素情報
Configuration Section Handler |
|
Configuration Member |
|
Configurable Locations |
Machine.config ルート レベルの Web.config アプリケーション レベルの Web.config Web.config |
Requirements |
Microsoft Internet Information Services (IIS) バージョン 6.0 Microsoft .NET Framework Version 2.0 Microsoft Visual Studio 2005 |
参照
処理手順
方法 : Location の設定を使用して特定のディレクトリを構成する
参照
system.web 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
概念
ASP.NET Web プロジェクト用の .NET Framework のマルチ ターゲット機能