次の方法で共有


WSHttpBinding

Download sample

このサンプルでは、一般的なサービスと一般的なクライアントを、Windows Communication Foundation (WCF) を使用して実装する方法を示します。このサンプルは、クライアント コンソール プログラム (client.exe) と、インターネット インフォメーション サービス (IIS) によってホストされるサービス ライブラリで構成されています。サービスは、要求/応答通信パターンを定義するコントラクトを実装します。このコントラクトは ICalculator インターフェイスによって定義されており、算術演算 (加算、減算、乗算、および除算) を公開しています。クライアントは指定された算術演算を同期要求し、サービスは結果と共に応答します。クライアント アクティビティは、コンソール ウィンドウに表示されます。

Noteメモ :

このサンプルのセットアップ手順とビルド手順については、このトピックの最後を参照してください。

このサンプルは、wsHttpBinding Elementを使用して ICalculator コントラクトを公開します。このバインディングの構成は、次のように Web.config ファイルで展開されています。

<bindings>
  <wsHttpBinding>
    <!--The following is the expanded configuration section for a-->
    <!--WSHttpBinding. Each property is configured with the default--> 
    <!--value. See the ReliableSession, TransactionFlow, -->
    <!--TransportSecurity, and MessageSecurity samples in the WS -->
    <!--directory to learn how to configure these features. -->
    <binding name="Binding1"
              bypassProxyOnLocal="false" 
              transactionFlow="false" 
              hostNameComparisonMode="StrongWildcard"
              maxBufferPoolSize="524288" 
              maxReceivedMessageSize="65536"
              messageEncoding="Text" 
              textEncoding="utf-8" 
              useDefaultWebProxy="true"
              allowCookies="false">
      <reliableSession ordered="true" 
                       inactivityTimeout="00:10:00"
                       enabled="false" />
      <security mode="Message">
        <message clientCredentialType="Windows" 
                 negotiateServiceCredential="true"
                 algorithmSuite="Default" 
                 establishSecurityContext="true" />
      </security>
    </binding>
  </wsHttpBinding>
</bindings>

ベース binding 要素で maxReceivedMessageSize 値を使用すると、受信メッセージの最大サイズ (バイト単位) を構成できます。hostNameComparisonMode 値を使用すると、メッセージの非多重化を行ってサービスに変換する際にホスト名を考慮するかどうかを構成できます。messageEncoding 値を使用すると、メッセージのテキスト エンコーディングまたは MTOM エンコーディングを使用するかどうかを構成できます。textEncoding 値を使用すると、メッセージの文字エンコーディングを構成できます。bypassProxyOnLocal 値を使用すると、ローカル通信に HTTP プロキシを使用するかどうかを構成できます。現在のトランザクションをフローするかどうかは、transactionFlow 値で構成されます (操作がトランザクション フロー用に構成されている場合)。

reliableSession 要素では、信頼できるセッションが有効かどうかは、ブール値 enabled で構成されます。メッセージの順序が保持されるかどうかは、ordered 値で構成されます。エラーになる前の、セッションのアイドル状態の期間は、inactivityTimeout 値で構成されます。

security element of wsHttpBindingでは、使用するセキュリティ モードは mode 値で構成されます。このサンプルでは、メッセージ セキュリティが使用されており、このため message element of wsHttpBindingsecurity element of wsHttpBindingの内側で指定されています。

このサンプルを実行する場合は、操作要求および応答はクライアントのコンソール ウィンドウに表示されます。クライアントをシャットダウンするには、クライアント ウィンドウで Enter キーを押します。

Add(100,15.99) = 115.99
Subtract(145,76.54) = 68.46
Multiply(9,81.25) = 731.25
Divide(22,7) = 3.14285714285714

Press <ENTER> to terminate client.

サンプルを設定、ビルド、および実行するには

  1. Windows Communication Foundation サンプルの 1 回限りのセットアップの手順」が実行済みであることを確認します。

  2. ソリューションの C# 版または Visual Basic .NET 版をビルドするには、「Windows Communication Foundation サンプルのビルド」の手順に従います。

  3. 単一コンピュータ構成か複数コンピュータ構成かに応じて、「Windows Communication Foundation サンプルの実行」の手順に従います。

Footer image

Copyright © 2007 by Microsoft Corporation.All rights reserved.