簡単なアクティビティのサンプル
このサンプルでは、カスタムのアクティビティに依存関係プロパティを追加する方法を示します。また、カスタム アクティビティに対してイベントを定義する方法、およびコード側を使用してそのイベントを処理する方法も示します。
サンプルでは、SendEmail アクティビティを作成する方法を示します。このカスタム アクティビティは、To と From プロパティを公開します。さらに、シーケンシャル ワークフローで SendEmail アクティビティを使用して、その使用法を示します。
サンプル プロジェクト
このサンプルは、2 つのプロジェクトで構成されます。
SendEmailActivityLibrary には、SendEmail カスタム アクティビティが実装されています。
WorkflowConsoleApplication は、カスタム アクティビティが使用されるワークフローです。
SendEmailActivityLibrary
このプロジェクトは、SendEmail カスタム アクティビティを生成するワークフロー アクティビティ ライブラリです。カスタム アクティビティには To、From という 2 つのプロパティがあります。これらはそれぞれ、電子メールの受信者と送信者を表します。さらに、カスタム アクティビティには BeforeSendEvent イベントがあります。
カスタム アクティビティの実行ロジックは、SendEmailCustomActivity.cs の SendEmail アクティビティの部分クラスに実装されます。これには SendEmail の実行ロジックが含まれている必要があります。メソッド内から OnBeforeSend イベントが発生します。
WorkflowConsoleApplication
このプロジェクトは、SendEmailActivityLibrary が使用されるワークフロー コンソール アプリケーションです。To プロパティは recipient@fabrikam.com に設定され、From プロパティは sender@contoso.com に設定されます。カスタム アクティビティの OnBeforeSend イベント ハンドラは、コンソールにメッセージを出力します。
このサンプルを実行すると、次のような出力が表示されます。
サンプルをビルドするには
[サンプルのダウンロード] をクリックしてサンプルをダウンロードします。
これにより、サンプル プロジェクトがローカルのハード ディスクに抽出されます。
[スタート] をクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Microsoft Windows SDK] をポイントし、[CMD シェル] をクリックします。
サンプルのソース ディレクトリに移動します。
コマンド プロンプトで、「MSBUILD <ソリューション ファイル名>」と入力します。
サンプルを実行するには
- [SDK コマンド プロンプト] ウィンドウで、WorkflowConsoleApplication\bin\debug フォルダ (このサンプルの VB のバージョンでは、WorkflowConsoleApplication\bin フォルダ) にある .exe ファイルを実行します (このサンプルでは、メイン フォルダの下にあります)。
関連項目
その他の技術情報
基本アクティビティ デザイナのサンプル
カスタム アクティビティのサンプル
Creating Custom Activities
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