InkOverlay.CollectingInk プロパティ
InkOverlay オブジェクトでインクを現在描画中かどうかを指定する値を取得します。
名前空間 : Microsoft.Ink
アセンブリ : Microsoft.Ink (Microsoft.Ink.dll 内)
構文
'宣言
<BrowsableAttribute(False)> _
Public ReadOnly Property CollectingInk As Boolean
'使用
Dim instance As InkOverlay
Dim value As Boolean
value = instance.CollectingInk
[BrowsableAttribute(false)]
public bool CollectingInk { get; }
[BrowsableAttribute(false)]
public:
property bool CollectingInk {
bool get ();
}
/** @property */
/** @attribute BrowsableAttribute(false) */
public boolean get_CollectingInk()
public function get CollectingInk () : boolean
プロパティ値
型 : System.Boolean
InkOverlay オブジェクトでインクを現在描画中かどうかを示す値。
インクが InkOverlay オブジェクトで描画されている場合は true。それ以外の場合は false。
解説
Stroke イベントを監視する代わりに、CollectingInk プロパティを使用して、インクが InkOverlay オブジェクトで描画されているかどうかを確認することができます。
メモ : |
---|
インク収集はアプリケーション コードとは別のスレッドで処理されるため、CollectingInk プロパティを true に変更し、同時に、プロパティが false のままであるという前提でアプリケーション コードを動作させることができます。このような不測の事態を処理するには、CollectingInk プロパティの値に依存するコードを、try-catch ブロックに含める必要があります。 |
例
この例では、Selection プロパティを、関連付けられている Ink オブジェクトによって使用されているものと同じ Strokes コレクションに設定することで、InkOverlay オブジェクトのすべてのストロークが選択されます。
選択の完了後に、EditingMode プロパティが Select に設定されます。
オブジェクトがインクを収集している間は、EditingMode プロパティは変更できません。インク収集はアプリケーション コードとは別のスレッドで処理されるため、CollectingInk プロパティを true に変更し、同時に、プロパティが false のままであるという前提でアプリケーション コードを動作させることができます。このような不測の事態を処理するには、EditingMode プロパティへのアクセスを、try-catch ブロックに含める必要があります。
' Select all strokes
' mInkObject can be InkOverlay or InkPicture
Try
If Not mInkObject.CollectingInk Then
mInkObject.Selection = mInkObject.Ink.Strokes
mInkObject.EditingMode = InkOverlayEditingMode.Select
End If
Catch
' handle or rethrow
End Try
// Select all strokes
// mInkObject can be InkOverlay or InkPicture
try
{
if (!mInkObject.CollectingInk)
{
mInkObject.Selection = mInkObject.Ink.Strokes;
mInkObject.EditingMode = InkOverlayEditingMode.Select;
}
}
catch
{
// handle or rethrow
}
プラットフォーム
Windows Vista
.NET Framework および .NET Compact Framework では、各プラットフォームのすべてのバージョンはサポートしていません。サポートされているバージョンについては、「.NET Framework システム要件」を参照してください。
バージョン情報
.NET Framework
サポート対象 : 3.0