InkCollector.SetWindowInputRectangle メソッド

[アーティクル]
10/28/2008

インクが描画される四角形のウィンドウ (ピクセル単位) を設定します。

名前空間 : Microsoft.Ink
アセンブリ : Microsoft.Ink (Microsoft.Ink.dll 内)

構文

'宣言
Public Sub SetWindowInputRectangle ( _
    windowInputRectangle As Rectangle _
)
'使用
Dim instance As InkCollector
Dim windowInputRectangle As Rectangle

instance.SetWindowInputRectangle(windowInputRectangle)

public void SetWindowInputRectangle(
    Rectangle windowInputRectangle
)

public:
void SetWindowInputRectangle(
    Rectangle windowInputRectangle
)

public void SetWindowInputRectangle(
    Rectangle windowInputRectangle
)

public function SetWindowInputRectangle(
    windowInputRectangle : Rectangle
)

パラメータ

windowInputRectangle
型 : System.Drawing.Rectangle
入力する四角形。

解説

既定では、ウィンドウ入力の四角形は {0,0,0,0} に設定されます。この既定の四角形はウィンドウ全体のサイズにマップされます。ウィンドウ入力の四角形を既定の座標を使用する空の四角形にリセットするには、{0,0,0,0} を SetWindowInputRectangle メソッドの呼び出しで渡します。

Right プロパティの値が Left プロパティの値よりも小さい場合、または Bottom プロパティの値が Top プロパティの値よりも小さい場合には、四角形を渡すことはできません。たとえば、パラメータが {500, 500, 400, 400} の四角形は有効ではありません。

負の座標空間の四角形を指定できますが、意味がありません。結果は常に、インクを使用できないウィンドウになるからです。

注意 :
入力するウィンドウ四角形を Splitter コントロール、またはウィンドウの境界線と重なるよう設定した場合、ウィンドウのサイズを変更したときに予期しない結果が生じる可能性があります。

メモ :
この関数は、特定のメッセージハンドラ内で呼び出された場合に再入力されることがあり、予期しない結果が生じる可能性があります。WM_ACTIVATE、WM_ACTIVATEAPP、WM_NCACTIVATE、WM_PAINT、wParam が SC_HOTKEY または SC_TASKLIST に設定されている場合の WM_SYSCOMMAND および WM_SYSKEYDOWN (Alt+Tab または Alt+Esc キーの組み合わせで処理される場合) のいずれかのメッセージを処理する場合は、再入呼び出しを回避するように注意してください。これはシングルスレッドアパートメントモデルアプリケーションに関する問題です。

この関数は、特定のメッセージハンドラ内で呼び出された場合に再入力されることがあり、予期しない結果が生じる可能性があります。WM_ACTIVATE、WM_ACTIVATEAPP、WM_NCACTIVATE、WM_PAINT、wParam が SC_HOTKEY または SC_TASKLIST に設定されている場合の WM_SYSCOMMAND および WM_SYSKEYDOWN (Alt+Tab または Alt+Esc キーの組み合わせで処理される場合) のいずれかのメッセージを処理する場合は、再入呼び出しを回避するように注意してください。これはシングルスレッドアパートメントモデルアプリケーションに関する問題です。

例

この C# の例では、SetWindowInputRectangle メソッドを呼び出し、インク入力領域を、結合される InkCollector オブジェクト theInkCollector のウィンドウ全体のサイズに設定します。

using Microsoft.Ink;
//...
InkCollector theInkCollector;
public Form1()
{
    // Initialization
    theInkCollector = new InkCollector(Handle);
    Rectangle theRect = new Rectangle(0,0,0,0);
    theInkCollector.SetWindowInputRectangle(theRect);
    //...
}

この Visual Basic .NET の例では、SetWindowInputRectangle メソッドを呼び出し、インク入力領域を、結合される InkCollector オブジェクト theInkCollector のウィンドウ全体のサイズに設定します。

Imports Microsoft.Ink
Dim theInkCollector As InkCollector
Public Sub Form1()
    'Initialization
    Dim theRect As Rectangle
    theInkCollector = New InkCollector(Handle)
    theRect = New Rectangle(0,0,0,0)
    theInkCollector.SetWindowInputRectangle(theRect)
    '...
End Sub