分離ストレージ ツール (Storeadm.exe)
更新 : 2007 年 11 月
分離ストレージ ツールは、現在のユーザーに関するすべての既存ストアの一覧表示または削除を行います。
storeadm [/list][/machine][/remove][/roaming][/quiet]
パラメータ
オプション |
説明 |
---|---|
/h[elp] |
このツールのコマンド構文とオプションを表示します。 |
/list |
現在のユーザーに関するすべての既存ストアを表示します。このユーザーによって実行された、すべてのアプリケーションまたはアセンブリに関するストアなどが表示されます。 |
/machine |
コンピュータ ストアを選択します。アクションをコンピュータ ストアに適用する場合は、このオプションを /list オプションまたは /remove オプションと共に使用します。 .NET Framework 2.0 で新たに追加されました。 |
/quiet |
クワイエット モードを指定します。このモードでは、情報の出力が中止され、エラー メッセージだけが表示されます。 |
/remove |
現在のユーザーに関するすべての既存ストアを削除します。 |
/roaming |
ローミング ストアを選択します。このオプションを /list または /remove オプションと一緒に使用すると、それらのアクションをローミング ストアに適用する必要があることを指定できます。 |
/? |
このツールのコマンド構文とオプションを表示します。 |
解説
オプションを指定せずにコマンド ラインから Storeadm.exe を実行すると、Storeadm.exe に関する構文とオプションが表示されます。
一般に、/list オプションと /remove オプションは同時に使用されますが、2 つ以上のオプションを指定した場合、それらのオプションはコマンド ラインに表示されている順序で実行されます。
アプリケーションは、ユーザー ストアまたはコンピュータ ストアのいずれかを選択して保存できます。
ローカル ストアは、該当するユーザーに関するデータのローミングが有効な場合でも、ローミングされないことが保証されている場所 (Windows 2000 以降) に存在します。
ローミング ストアは、ローミングできる場所に存在しますが、ローミングできるのは、Windows NT の管理機能を通じて、該当するユーザーに対してローミングが有効化されている場合に限られます。
コンピュータ ストアは、コンピュータのすべてのユーザーに共通で、コンピュータの共通ディレクトリに格納されます。
メモ : コンピュータ ストアは .NET Framework Version 2.0 で新たに追加されました。
ユーザーに対するローミングが実際に有効化されているかどうかは、Storeadm.exe の管理に影響を与えません。オプションを指定せずに Storeadm.exe を実行した場合、すべてのアクションがローカル ストアに適用されます。/roaming オプションを指定した場合は、すべてのアクションが、ローミングできるストアに適用されます。/machine オプションを指定してこのツールを実行すると、すべてのアクションがコンピュータ ストアに適用されます。