@ Application - Global.asax
更新 : 2007 年 11 月
ASP.NET アプリケーション コンパイラにより使用されるアプリケーション固有の属性を定義します。アプリケーション (.asax) ファイルにのみ存在します。
<%@ Application attribute="value" [attribute=value … ]%>
属性
CodeBehind
アプリケーション クラスに関連付けられたクラスが含まれるソース コード ファイルの名前を指定します。これは ASP.NET パーサーにより無視され、Microsoft Visual Studio 2005 などの統合開発環境 (IDE) ツールによりデザイン時にのみ使用されます。メモ :
この属性は、以前のバージョンの ASP.NET との互換性を保持して、分離コード機能を実装するために用意されています。ASP.NET Version 2.0 では、代わりに CodeFile 属性を使用してソース ファイルの名前を指定すると同時に、Inherits 属性を使用してクラスの完全修飾名を指定します。
CompilerOptions
ページをコンパイルするために使用されるコンパイラ オプションを含む文字列。C# と Visual Basic では、これはコンパイラ コマンド ライン スイッチのシーケンスです。コンパイラ オプションの詳細については、「C# コンパイラ オプション」または「Visual Basic コンパイラ」を参照してください。Description
アプリケーション クラスのテキスト記述。ASP.NET パーサーでは、この値は無視されます。Inherits
継承するアプリケーション クラスの分離コード クラスを定義します。このクラスには、HttpApplication クラスから派生した任意のクラスを指定できます。分離コード クラスのソース ファイルへのパスを格納する CodeFile 属性と組み合わせて使用します。分離コード クラスの詳細については、「ASP.NET Web ページのコード モデル」を参照してください。Language
アプリケーション ファイル内のすべてのインライン表示ブロック (<% %> および <%= %>) とコード宣言ブロックをコンパイルするときに使用する言語を指定します。値には、Visual Basic、C#、JScript を含む、.NET Framework でサポートされるすべての言語を指定できます。各アプリケーション ファイルに、1 つの言語だけ使用および指定できます。
解説
例に示すように、Description 属性と Inherits 属性は、同じ @ Application ディレクティブで共に宣言できます。
アプリケーション クラスにコード分離を使用する場合、Inherits 属性を使用して、アプリケーション クラスの継承元の分離コード クラスの名前を指定する必要があります。コード プロジェクトでコード分離ソース ファイルを使用するためのツールが用意されている IDE (Microsoft Visual Studio 2005 など) を使用している場合、オプションで CodeFile 属性を追加して、分離コード ソース ファイル名を指定できます。
使用例
My401kApp.Object クラスを拡張する新しいアプリケーション クラスを ASP.NET アプリケーション コンパイラによって動的にコンパイルするための命令コードの例を次に示します。
<%@ Application Inherits="My401kApp.Object" Description="Our 401k app" %>